磐梯山を眺め裏磐梯高原デコ平を歩く

裏磐梯での会合の帰途に高原ハイキングを楽しんだ。研究会の翌日はフリーで、私は歩こうと準備していると、メンバーのAさんが同行してくれるという。これ幸いだが、ハイキングは久しぶりで脚には自信がないと遠慮がち。本日のコースはアップダウンは少なく難しくない筈だが、歩ける所迄とゴンドラで裏磐梯西大巓(1,982m)の中腹へ上がった。%e8%a3%8f%e7%a3%90%e6%a2%af%ef%bc%91

デコ平湿原へ 山麓駅ではフル装備した登山者数グループと一緒になった。西大巓から百名山西吾妻山だろう。我々は、往復1時間程度のデコ平湿原迄と、山頂駅からハイキングコースへ入った。標高1,390mという。左手先に磐梯山が聳え、爆裂の跡が現在でもハッキリし、2人で驚きながらもカメラに収めた(写真上)。傍に咲く花の群はシモツケソウと思ったが、ヨツバヒヨドリらしい。山紫陽花も残っている。下りの坂になり、帰りを心配しながらもゆっくりと進む。Aさん懸命に付いて来ているのかと心配したがそうでもなさそうだ。反対側から来るハイカーもあり、人気のコースなのだろう。小鳥の鳴き声も聞こえる樹林の中の山道だが、時々林が切れると展望があり、磐梯山左手奥の高山は安達太良山のようだ。

百貫清水迄足を伸ばす 林を抜けると湿原であった。夏のこの時期干上がっているらしく湿地ではなく、また期待した花もない。寂しそうに咲くリンドウが見付かっただけ。周回コースは閉鎖中で、戻ると思っていたら、Aさん、次のポイント百貫清水迄行こうという。私は賛成し、奥へと案内する。周囲は深いブナ林で、陽は届かず、暑さも感じない。岩ゴロの箇所、Aさん私のストックを使い難なく通過した。二又があり、案内に従い左手の道を採ると池があった。%e8%a3%8f%e7%a3%90%e6%a2%af%ef%bc%92百貫池は、10畳程の山中の小池で、百貫文相当の価値ある清水として名付けられ、全国名水百選にも選ばれているとある。池底から砂を舞い上げ湧くのは見えない。備え付けの大きな柄杓で汲んで飲むと、美味しいことで2人は一致、喉が渇いているからか。休憩し、Uターン。

予定通り山頂駅へ戻る 往路を順調に戻る。磐梯山展望の地(写真下)にベンチを見付け小憩。往きには気が付かなかった。湿原手前に、駐車場へとの案内の分岐があり近道かなと思ったが踏み込まないで、湿原木道を渡る。結構な上りの坂も普通に歩き、コースタイム通りにゴンドラ山頂駅へ戻る事が出来た。                    Aさん同行有り難うございました。歩きながら、若い頃は尾瀬ヶ原の外、富士山登頂も経験したと話してくれた。最近は専らデスクワークのみで、山歩き等には縁がないという。今回を機に、次回以降もよろしくお願いします。(2016/08/11 K.K.1051/1100)

○日時 2016/7/31 ○天候 晴 ○費用 11,480円 ○資料 「グランデコリゾート」 ○徒歩距離 13km 17,000歩「通過時間等」宿泊先7:50-ゴンドラ山麓駅8:25-同山頂駅8:40=デコ平湿原9:00=百貫清水9:30/9:40=デコ平湿原10:10=ゴンドラ山頂駅10:30-同山麓駅10:45-宿泊先13:30-JR猪苗代駅14:39-同郡山駅15:30-同上野駅16:50-三田線巣鴨駅17:13-自宅17:40

高原一杯に咲く花々を楽しんだ美ヶ原高原

%e7%be%8e%e3%83%b6%e5%8e%9f%ef%bc%91美ヶ原は百名山である。完登者Hさんは、最後の山を美ヶ原にしたと聞いた。私は、昨秋、1000回達成時頃美ヶ原行きを計画したが、松本からのバス路線が廃止され断念した。それでも、美ヶ原への想いは消えず、ネットで検索し今夏はバスがあると知った。山の日制定記念らしい。早速、新宿駅からあずさ1号に乗車した。日帰りである。

高原は花盛り 松本市内から美ヶ原温泉を過ぎ山へ入った。途中から頭上に高原が見えたが高く、2,000mの高地である。バスは山岳道路を左右に振れながら走り、高原へ上がって終点高原美術館に着いた。人出もある中、展望台へ立ったが、北ア方向は雲が低く遠望はない。登山道を探し美しの塔、王ヶ頭ルートへ入る。半袖では涼しい位。高原へ上がると緩やかな草原歩きとなり、両側にはピンクの花ハクサンフウロが咲き続き、ノアザミ、ウスユキソウもある。これにマツムシソウが加わった(写真上)。シャッターを切るのに忙しい。牛伏山(1,990m)から山本小屋を見下ろし、柵沿いに下る。花々は途切れなく続いている。

美しの塔から花の展望コースへ 小屋で昼食。以前霧ヶ峰からバスで当地へ来て、ここで休憩したと思う(03.7.19)。その時、美ヶ原は何時でも来れるとそのままバスで上田へ下%e7%be%8e%e3%83%b6%e5%8e%9f%ef%bc%92ったが、もう一昔前のことになった。放牧地になり柵の間は車も通る広い道。高原に群れるホルスタインを見て、音更の孫達を思い出した。美しの塔も二度目。家内と一緒になった頃、義弟に案内されたと思う。写真があった筈と帰宅後探したが見当たらなかった。

次は牛馬への塩くれ場。今は大石が残るだけ。右が王ヶ塔だが、山歩きをしようと百曲り分岐から高原南端のアルプス展望コースへ回る。これが正解だった。アップダウンもある狭い山道は、途中から崖トラバース状の道となり、歩く人は見当たらない。南アの高峰がぼんやり見えるだけだが、足下には様々な花々が咲き揃っている(写真下)。知っているのはキリンソウやカワラナデシコ、シシウド、ウメバチソウ、ウツボクサ、クサレダマ位。土手上に黒牛の放牧地を覗き、烏帽子岩から王ヶ塔ホテルの下となり、ようやくハイカーと交差し始めた。

王ヶ塔、王ヶ鼻 花一面の土手を上がると最高点王ヶ塔頂上(2,034m)。百名山目指す者はここが目標なのだろう。休憩し、眼下に次の王ヶ鼻を見当を付け、悪路を下る。黄色の花マルバタケブキ群に出会い栽培しているのかなと見紛う程。ヤナギランも久しぶりに見た。王ヶ鼻へ着き、松本市内を眺めUターン。板状節理という岩盤を知った。牧場用の道路を下り、バス停のある自然保護センターへ。バス待ち時間に、センター内で花の名を調べた。美ヶ原の花々、高原ハイキングに満たされた気分で、バス、特急、そして新幹線車中の人となった。(2016/08/20 K.K. 1053/1100)

○日時 2016/8/8 ○天候 晴 ○費用 12,960円 ○資料 山と渓谷社「首都圏ハイキング1999夏 美ガ原」31頁 ○徒歩距離 17km 24,000歩

「通過時間等」自宅5:50-JR新宿駅7:00-同松本バスターミナル10:35-高原美術館12:20=牛伏山12:40=山本小屋ふるさと館(昼食)12:50/13:05=美しの塔13:20=塩くれ場13:25=百曲り分岐13:40=烏帽子岩14:05=王ヶ塔14:30=王ヶ鼻15:05=自然保護センター16:30-JR松本駅18:06-同長野駅19:08-同大宮駅20:44-三田線新板橋駅21:23-自宅21:50

遅かった武蔵村山ひまわりガーデン

真夏はひまわりの季節。一斉に太陽へ向け開く黄色の大きな花は誇らしく、好きな花だ。この時期、ほぼ毎年ひまわりの咲く地を訪ねている。昨年、都下武蔵村山にもSunflower 1ひまわりガーデンがあることを知り、夏を待っていた。ネットで、開園とアクセス情報を得た。武蔵村山は、都下三多摩内だが馴染みが薄く、土地勘はない。事前に手持ちの地図で調べたが今一はっきりしない。高田馬場駅から西武拝島線に乗り、玉川上水駅で多摩モノレール線に乗り換え、終点上北台駅から徒歩となる。確か上北台駅は二度目。意外に近く我が家から2時間掛からない。駅でパンフを期待していたが見当たらない儘出発。

遅かったひまわり 新青梅街道へ出ると、武蔵村山ではなく東大和市。やや不安になりながら側道を行くが郊外の疎らな住宅街で、畑はなさそう。芋窪や瑞穂、青梅という行く先表示を見ると、埼玉に近い東京も西だ。警察署は東大和署だが、署前の交差点を渡ると武蔵村山になった。そして、左手にひまわり畑の端が見え、近付いてびっくり。葉と茎はひまわりに違いないが茎のトップ、白い茎の面がむき出しになり、林立している。最初は理解出来なかったが、花が切り落とされたらしい。正面に回ると中央部畑のひまわりの花は咲き残っている。その中でも、花切り落とし作業が行われていた。

大きな花はロシア種 ひまわりガーデンはそう広くはない。大きな畑が中央の道路を挟んで二枚。その周囲に小さな畑が三枚ほど。道路端の花が落とされ初めているらしい。私は、大きな花を眺めながら、畑を巡る。ひまわりの種類に、ロシアやヴァレンタインなどがあるとの解説があり、大半は高く大きい、私の好みロシア種(写真上)。作業中の方に出会う。この時期花が垂れるとミットもないので、切っているという。8月に入ったばかりだが、ひまわりはお終いらしい。確かネット情報では7月半ば開園だったから、私は、2週Sunflower 2間前後に見頃となろうと勝手に想定し、本日になった。ピークは先月末であったと知った。花期は難しく、外すと一年後だが、今回は最終期にどうにか間に合ったという処か。

ひまわりをぽんちゃんへ 鑑賞者も少ない中、シャッターを切りながら畑を巡ると隣の畑には、緑のトンSunflower 3ネルがあり、おばさん達に混じり私も通過(写真中)。ゴ-ヤのトンネルのよう。コスモスも咲いている。一回りし中央の通路へ戻ると、目の前にひまわりの花が転がって来た。作業中の方に、貰いたいと伝えたら、もっと良い花をと手渡してくれた。ひまわりガーデンを出て、往路をそのまま戻る。帰宅後、ぽんちゃんに見て貰おうと、大きなひまわりの花を花瓶に入れ仏前に供えた(写真下)。花瓶は家内が編んだ籐の飾り付き。2人は見ているだろうか。(2016/08/16 K.K. 1052/1100)

○日時 2016/8/4 ○天候 晴 ○費用 1,410円 ○資料 昭文社「東京都市図    129 昭島」2004年4月 ○徒歩距離 6km 9,000歩                                      「通過時間等」自宅8:00-JR巣鴨駅8:34-西武高田馬場駅8:47-多摩モノレール玉川上水駅9:39-同上北台駅9:45=ひまわりガーデン10:00/10:30=多摩モノレール上北台駅10:45-西武玉川上水駅10:58-JR高田馬場駅11:50-三田線巣鴨駅12:06-自宅12:30

期せずしてカワセミに出会った神奈川大和泉の森、ふれあいの森 

test1今回は、少しは涼しい森を歩こうと小田急江ノ島線沿線大和に、泉の森からふれあいの森を探し、近くの平塚に住む弟を誘った。両森の中間点で、偶然カワセミを見付けた。そして、その後数分間2人はカメラで追いながら、しばし二羽のカワセミの飛翔、乱舞を楽しんだ。

深い泉の森 今回は神奈川へと、手許のガイドブック”東京近郊里山ウォーキング”から泉の森からふれあいの森を選び、弟と小田急鶴間駅に待ち合わせた。私が10分程遅れたが、森へ向けスタート。嘗ての大山参りに往来した大山街道を行き、森への案内板を確かめ、小路に入る。古い住宅街なのに裏手に樹木が繁る森があり、驚く。泉の森入口では地元の方達が祭の準備中。深い森のようで、手持ちコース案内よりは奥へ入る。森中は陽は届かず、また涼しい(写真上)。散策者と交差しながら小径を辿ると左下に水面が見え観察池。波が立ち、弟、鯉がいるという。近付こうと反対側回ったが、ネットフェンスが囲み不可。test2諦め先へ進む。          緑のかけ橋を渡り、しらかしの池。湿地帯には花はなく、菖蒲は疾うに時期遅れ。池には鴨や鯉が泳ぎ、鯉は口を開け寄ってくる。子供用あそび小川もあり、家族連れも多い。展望デッキにはカメラマンが数人屯中。弟、池に杭を見付け、カワセミ撮影待機中と教えてくれた。管理棟しらかしの家で休憩し、展示物を見る。水槽内に女王蜂や川魚どんこ、かめなどがいて、また縞蛇の皮もあった。

カワセミを追う 草の繁る間から引地川の川面を見下ろすと、小魚が上下し子供の頃弟と遊んだ白水川を思い浮かべていたら、一羽の小鳥がスッーと川面を下った。エッ、カワセミだと気付き、後の弟へ伝えた。そのまま川沿いを下り橋の上に立っていると、二羽のカワセミが橋下を潜り、我々の間を数回上下する。コバルトブルーの羽根を翻し、美しい。なんとかカメラに収めたいと追い川上、川下へとカメラを構え直すが間に合わない。その内、一羽は森へ入ったが一羽は川上の堰端に止まり、弟は望遠を絞りシャッターを切るも、私のデジカメでは遠すぎる。しかし、思いがけない珍客カワセミを、これまででは一番長い時間観賞した。しらかし池の穴場だろうか。

ふれあいの森から大和駅へ ふれあいの森を行き、熊野神社へ階段を上がり参拝。花園があり、花壇には原色の花々が咲き、洋花だが名前が不明。相模鉄道が見え出し左折して、プロムナードから大和駅へ。駅前で昼食し、カメラを確認。私のはカワセミは全く空振りであったが、カメラが趣味の弟はバッチリ捕らえていた(写真下)。後日データを送って貰うことにし、小田急相模大野駅で別れた。                     カワセミに出会い充たされた一方で、頭上に時々飛来するジェット機騒音にも遭遇し基地の街にも思いを致さなければと思った。                (2016/08/06 K.K. 1050/1100)

 

○日時 2016/7/28 ○天候 晴 ○費用 900円 ○資料 るるぶ「東京近郊里山ウォーキング 泉の森からふれあいの森へ」2003年12月 ○徒歩距離 10km 13,000歩                                「通過時間等」自宅8:15-大江戸線8:54-小田急新宿駅9:18-同鶴間駅10:10=泉の森口10:20=観察池10:45=しらかしの池11:25=熊野神社11:35=大和駅前(昼食)12:00/12:20=小田急大和駅12:25-大江戸線新宿西口駅13:20-三田線春日駅13:36-自宅14:10