六甲山山域は広いと思い知らされた。同山は三度目であるが、高尾山程度の神戸市民の裏山との意識が抜け切れていない。最高峰を踏んで下り始めたが、神戸側の登山口迄広い山中を下りに下って、山裾にある甲南女子大口に着いた。六甲山とはその名の山はなく幾重にも連なる山塊の総称という。この兆候は上りのロープウェイから眺めた周囲に広がる山麓樹林帯や深い谷からも窺えた。
六甲山最高峰から下る 有馬温泉宿泊の翌朝、温泉駅発朝一番のロープウェイに乗った。今回は、上りはロープウェイを利用し、下りは歩き、最初の六甲山ハイク(01.7.20)で頓挫した風吹岩を確かめ、ロックガーデンから芦屋川駅へ下ることとした。予定は最初から躓き、山頂駅から反対方向に歩き30分弱タイムロスしてしまった。途中から二度目(05.8.26)に歩いたコースに乗り、車道で寸断された山道を、舗道への出入れを繰り返しながら、山頂を目指す。新緑の山道には躑躅も咲き美しい。何度目かの舗道を横断し、最高峰(932m)を踏んだ。反対方向に霞む方向に昨日の但馬竹田を捜したが俄には不明。
11時下山開始。直ぐ一軒茶屋で、下り口を探すと、道路下林の中からハイカーが交わす声が聞こえ、茶屋で確かめ下山路に入った。歩き易い道を順調に下る。人気の山でこれから登頂するハイカーが多い。急な下りから一旦平らな地に出て、渡渉を4度繰り返す。雨が落ちて来た。雨ヶ峠への上りに掛かりザックから傘を出した。山中の峠には多くの男女が休憩中で、雨具を着けている子供達も見受けられる。案内板でコースを確かめ下り続ける。
途中から雨が降り出す 雨ヶ峠からが長く感じられた。木立の先にゴルフ場を見て雨中を下る。岩場に掛かり風吹岩と思ったが違っていた。雨は降り続き、片手にストック、他の手に傘は歩きにくい。先程岩を越す時ストックを先へ放った。12時となり目の前に現れた大岩が風吹岩であった。最初の時登頂を断念しUターンした地点を探したが見当たらない。
魚屋道を甲南山手駅へ 風吹岩でコース変更を決断。雨中のロックガーデンの下りは滑り易くこれを避けて、魚屋道へ入る。有馬温泉へ毎朝神戸港から魚を運んだルートで、遠回りだが歩き易いに違いないと読んだ。狭い道となり、人影も見当たらなくなった。標識も少なくなり不安も増すが、下り続ける外はない。蛙岩に着き、カメラに収め一息入れて草原の道へ入る。雨に濡れた草藪の細道はズボンを濡らし歩きにくい。本日生憎綿パンで、付いていない。太股を踏ん張り長い坂を下りながら、何処かで同じように下ったことがあるなと思ったが、羅臼の下りだったかもしれない。
沢が並行しようやく堰堤の先に人家が見えた。登山口には甲南女子大があり、阪急線下からJR甲南山手駅に到着した。15時で時間的には約3時間であり、コースタイムを少しオーバーしただけであったが、自分にはもっと長時間歩いた感じであり、後半の長く連続した下りを一人寂しく歩いたのが影響したと思う。新神戸駅へ出て、帰京した。 (13/06/10 129)
追 記 有馬温泉泊の翌日六甲山を目指した。ロープウェイ利用である。六甲山山麓が広いことは実感した。山頂から神戸市側へ歩いた。途中から雨が降り出し、長い下山路であった。それでも、無事下山できた。神戸行きは少なく、他に神戸異人館巡りがあるだけである(09.9.12)。

































































