鬼怒川温泉に宿泊する機会があり、翌日上三依水生植物園を訪ねることにした。“大人の遠足花あるき関東版”から探した(84頁)。この時期咲く花に期待した.野岩線上三依塩原温泉口駅が最寄り駅で、初めての地。路線検索では鬼怒川温泉駅から30分とある。出発前フロントで、現在水芭蕉が咲いていると教えてくれた。
東武線から野岩線 鬼怒川温泉駅から乗った電車は、新藤原駅で野岩線に乗り換えであったが連絡が悪く40分待ち。乗った野岩線は、川治温泉、湯西川温泉と名湯の地を走った。中三依温泉駅の次が上三依塩原温泉口駅であった。無人駅で降りた者も僅か。植物園迄徒歩8分とあり、駅前の大通りへ出て右折する。深い山の中で人家も疎らな地。左手に園の案内があり、森へ入ると渓谷を橋で渡り下った先が、水生植物園であった。
水生植物園を巡る 早速入園し、順路に従い巡る。様々な花々が咲き、ツツジやシャクナゲに囲まれて、サクラソウ、クリンソウの他の花々が咲いているが、名前を知らず、覚えられない。水芭蕉は今や大きな葉と茎で、花はお終いであった。残念。歩き回っているとクマガエソウを見付けた。源平合戦の熊谷直実に由来し、当時の武士が付けた母衣のような花形で、町田薬師池公園(06.4.30)以来の再会である。珍しい花の出合に喜びながらカメラに収めた。オダマキソウ、青いケシ等を眺めて、園を出た。電車から見えた藤の花はなかった。往きに通った道は会津西街道と気付いた。会津から今市への歴史街道で、上三依は日光市内の栃木県で、その北から福島県のようである。
麦秋風景 野岩線から東武線で鬼怒川温泉駅で、特急は満席とあり、鈍行に乗る。今市駅で乗り換えたがまた各駅停車。昨日眺めた水田風景や麦秋風景をカメラに収めようと車窓に張りつく。鹿沼付近で、期待した車窓風景が出現した。田植えが終わり、苗が育つ時期で緑の水田風景が美しい。麦秋も次々と現れ、栃木もこの辺り農村なのだ。二毛作の地なのだろうか。数回シャッターを切り、すぐ再製したらまずまずの写り具合。栗橋駅で、JR宇都宮線に乗り換え、赤羽駅へと向かった。(2025/6/7 K.K.1604)
◇日時 2025/5/25 ◇天候 晴 ◇資料 “日光市上三依水生植物園” ◇歩行距離等 8000歩 6㎞ 通過時間等」宿泊先8:45-鬼怒川温泉駅9:00-上三依塩原温泉口駅10:18.=上三依水生植物園10:30/10:55=上三依塩原温泉口11:08-JR栗橋駅14:26-同赤羽駅15:41-三田線志村坂上駅16:00-自宅16:20 |