河津桜を求め奥武蔵すみよしの桜の里へ

最新購読誌に、河津桜を訪ねるハイキングコースが掲載された。渡りに船と、見頃の時期を待った。すみよし桜の里の最寄り駅は東上線若葉駅で、ホームグランド奥武蔵内の坂戸市だが、私の歩く山々とは、東上線を挟んだ反対側の田園地帯で、縁が薄く、最近では越辺川に白鳥を探した位だ(15.2.8)。

 大宮住吉神社に参拝 若葉駅に降り、コンビニで略図をコピーしスタート。駅前から正面の通りは二度目で、左折地点を探りながら行く。行き過ぎたようだが工業団地で左折し、予定より先で合流した筈で、コースを進んでいるよう。農村風景となり、左手に学校が見え始め、住吉中学校。校庭ではテニス練習中。良く見ると軟式のよう。私の中学時代を思い出した。当時では珍しく田舎なのに軟式テニス部があった。学校前で、先に森が見え、森内が大宮住吉神社だろうと脚を向け、野道へ入ると一本手前で、畦道を通らせて貰い、弁天池から境内へ。足下に春の野草イヌノフグリを見た。
大宮住吉神社は古社で、境内は広く本殿の外、立派な神楽舞台があり、大木が聳える(写真上)。源義家が奥州平定の際祈願し、頼朝より北武蔵の総社に指定され、家康は勅願所としたとある。私も参拝し、孫達の成長をお願いした。一本の木がピンクの花を付け早咲きの桜。その根元には黄色のラッパ水仙が咲き、カメラに収めた。直ぐ先が西光寺。山門前で遊ぶ猫達に誘われ詣でる。道端の梅畑は満開。数多い白い花を付けた梅花を観るのも久しい。目の前が、目指すすみよしの桜の里のようで、足が速まる。
桜は5,6分咲か すみよしの桜の里は、地元の方が、谷治川、飯盛川沿いに1kmに渡り、河津桜を植えた桜並木。私は、谷治川白山橋から下る。右岸に、桜木は連なり咲き始め花を付けている。しかし、若い木で、5.6分程度で盛りではない。河津桜だがピンクが濃くはないと思う。事前にネットで調べ、花期は2月下旬から3月中旬とあり、今年は暖かく少し早いだろうと本日としたが外れた。それでも、花の下をアングルを探しながらゆっくりと進む。見物客は多い。飯盛川と合流し渡戸橋を過ぎると、地元の売店が出ている。昼時で、私は、テント下ですいとん食べる。値段の割りには美味で、空き腹を満たした。
バスで若葉駅へ また川沿いを下り桜並木が切れた。この後もコースに従い、雷電塚古墳を巡る。小さな集落内の空き地に塚が遺り、前方後円の古墳。埼玉には古墳が多いと思う。昨年西大宮駅前でも見た(16.11.10)。これを最後に若葉駅へ方向を採る。途中で道を誤り、往路の住吉中学校前へ出てしまい、修正し、左手に見えた聖天宮に近づき外側から眺める。平成7年に出来た中国・台湾の道教の廟で、原色で彩られた煌びやかな中華風の建物が美しい。少し歩いて、戸宮交差点バス停で、若葉駅行きバスを待った。(2017/03/24 K.K. 1094/1100)

◇日時 2017/3/4 ◇天候 晴 ◇交通費 990円 ◇資料 宇山清太郎「すみよし桜の里-聖天宮」新ハイキング737号119頁 ◇歩行距離 12km 16,000歩
「通過時間等」自宅9:30-東武成増駅9:57-同若葉駅10:40=住吉中学校11:30=大宮住吉神社11:45=西光寺11:55=白山橋12:10=すみよし桜の里(昼食)12:20=雷電塚古墳12:30=聖天宮13:05=戸宮バス停13:20-東武若葉駅13:38-同成増駅14:24-自宅14:50