高坂岩殿観音に参拝し、未踏のちご沢へ

2017年を迎え、初詣は何処にするか迷った。出来るだけ未訪の神社、寺院にしようと調べたがハイキングに結びつけると行く先は決まらない。そんな中、以前入手していた「東松山市ふるさと自然のみち」から岩殿観音にし、後半には、気になっていた大東文化大キャンパス裏を回り高坂駅へ歩く、新たなマイコースを是非巡りたいと思った。

 高坂駅から岩殿観音へ 東武東上線高坂駅は、私のホームグランド奥武蔵も近場の駅であるが、ご無沙汰である。西口から彫刻のある通りを行き、関越高速道路を渡り、右折地点を探す。二度目(97.6.28)で標識があったと思っていたがなく、そろそろかと右折。しかし、行き過ぎの感があり住宅街を出て戻り、橋を渡って森近くの田舎道へ。予定通り、室町期足利基氏の本陣跡、その先が鳴かずの池。坂上田村麻呂の龍退治伝説がある池だが、位置も大きさも記憶とは違っていた。20年振りでは仕方ないか。
岩殿観音様に参拝 次の集落が岩殿観音正方寺の門前町。坂東33観音10番札所として江戸時代からのもので、真っ直ぐな通りの両側に整然と往時を偲ばせる町屋が今も並んでいる。ここも再訪の筈だが思い出せない。山門から石段を上がり参拝。孫達の健康とぽんずの成仏をお願いした。初詣に高齢者ペアがチラホラ。境内の大銀杏は見覚えがあった(写真上)。地下道から物見山へ。東征した田村麻呂が物見した山で、比企丘陵の最高峰(135m)とある。小さな頂から川越、東京方面を眺めたが、スカイツリーは確かめられなかった。
マイコースの近道はなし いよいよマップから自分で想定した未訪のコースへと意気込む。大東文化大キャンパス端の谷沿いにちご沢へ出ようとした。調べたような道はなく、キャンパス内かなと守衛さんに聞くと通れないと断れた。私の行く大手町蕎麦屋の店長さん大東大OBで、昨年末ここのコースを話したらこども動物園は知っていた。箱根駅伝予選会1位通過と威勢が良かったが、またシード落ちとなった。
山里風景のちご沢 こども動物園を大回りしこどもの城を過ぎ、橋を渡り左折。先程来歩いたことのない地域に入っている。最奥の一軒家を見て、小さな流れちご沢沿いに下る。隣には深い森が繁茂している(写真下)。家屋は見当たらず、ハイカー一人と擦れ違い、林で作業中の方を見掛けただけだ。奥武蔵も高坂にこんな静かに広がる山里風景に驚き、期待以上。小径は先のちご沢の森へと続くが、深緑や晩秋時の再訪のため残しておこうと沢を横断する高架道へと上がった。高坂ニュータウンの団地で、マップから駅まで約50分と読む。コースを離れ近道しようと山勘で駅を目指すが簡単ではない。東上線を走る電車が見え、そう間違ってはいないと気を取り直し、やや遠回りするも読み通りの時間で高坂駅到着。長く歩いたと感じたがそうでもなかった。(2017/01/20 K.K. 1081/1100)

◇日時 2017/1/7 ◇天候 晴 ◇交通費 1,030円 ◇資料 東松山市ウォーキングセンター「東松山市ふるさと自然のみち」 ◇歩行距離 16km 22,000歩
「通過時間等」自宅9:20-東武成増駅9:59-同高坂駅10:35=足利基氏塁跡11:25=鳴かずの池11:30=岩殿観音11:45=物見山12:00=こども動物園入口12:30=ちご沢12:45=高坂ニュータウン団地13:05=東武高坂駅14:00-同成増駅14:48-自宅15:10