目黒に山手七福神を巡り大鳥神社に参拝

今年の干支酉に因み目黒の大鳥神社が賑わっているとラジオで知った。同社は、JR目黒駅前から権之助坂を下った山手通りにあり、一度詣でたことがある。初詣にと思うが、一社だけではと付近に適当なポイントを探していたら、山手七福神巡りコースがあった。渡りに舟と出掛けた。我が家から三田線で直行の地である。

三田線で白金高輪へ 三田線白金高輪駅に降り、覚林寺を探す。地上へ出て、桜田通りから右折し目黒通りに入り日吉坂に掛かるが寺は見当たらない。手許のマップを確かめると行き過ぎのよう。戻って右折地点の先に、毘沙門天を祀る小さな寺があり、軽く頭を下げた。加藤清正の位牌が安置され、この辺りを清正公前ということは思い出した。以前友人が住み訪ねたことがある。清正の銅像はなかった。
先行するご婦人グループも同じ目的のようで、日吉坂を上がり彼女らの後に付いて、八方園傍から瑞聖寺へ。立派な堂宇が正面にどっしりと構え(写真上)、重文という。布袋尊だが、扉は閉じられ堂内は見られないが、正面で詣でる。本殿と鐘楼をカメラに収め、受付で、”江戸最初山手七福神”のチラシを貰った。
目黒通りを目黒駅へ 目黒通りを進み、右手に自然教育園の森を見ると、左の七福神の幅に導かれ妙円寺。小さなお堂内に福禄寿、寿老人がある筈と、靴を脱ぎ扉に手を掛けたが動かない。正月も半ば過ぎれば、公開は終わったのだろう。隣の寺も無人のよう。外から手を合わせた。次の大円寺は知っている。目黒駅前からの行人坂の途中にある。少し距離があったが駅を過ぎ急坂を下り、寺境内へ。こちらは参拝者が多い中、賽銭を入れ参拝。大黒天である。雅叙園前の坂を下って目黒川を太鼓橋で渡り、住宅街を抜け山手通りへ出て、交差点から目黒不動参道へ。左手に成就院があった。七福神はないが慈覚大師創建の古刹。素通りは出来ず立ち寄り、孫達の成長をお願いした。蛸薬師と呼ばれ、そのような壁画があった。
 目黒不動、大鳥神社へ 目黒不動は有名で、大境内。私も数回訪ねている。山門を潜り、境内図を眺めて、恵比寿は境内外れの三福堂にあると分かった。先ずはこちらへご挨拶。小さな堂に恵比寿様があった。境内へ戻って石段を上がり、お不動様に参詣。瀧泉寺が寺院名と知った。境内横から近道し山手通りへ出て、通りを少し歩くと蟠龍寺。高齢グループの参拝者で狭い境内は一杯。奥の岩屋風の堂内に七つ目の弁財天が安置されていた。1人、我が家にも良い年と祈願した。
大鳥神社は直ぐ。何十年ぶりの再訪の筈だが、位置や社殿、境内も初めての想い(写真下)。日本武尊に纏わる由緒ある古社とある。また孫達とボンズをお願いした。境内の古大木アカガシを眺め、七福神と大鳥神社を巡り終え権之助坂を上がった。(2017/01/27 K.K. 1082/1100)

◇日時 2017/1/16 ◇天候 晴 ◇資料 箱田孝光「山の手七福神(2)東京都」新ハイキング735号36頁 ◇歩行距離 14km 19,000歩
「通過時間等」自宅10:25-三田線白金高輪駅11:25=覚林寺11:40=瑞聖寺11:55=妙円寺12:10=大円寺12:30=成就寺12:50=瀧泉寺13:00=蟠龍寺13:20=大鳥神社13:30=三田線目黒駅14:00-自宅15:00