都内西巣鴨から北大塚へ桜を探しながら歩く

 乱雑な机上から、偶々“観光エリアすがも おおつか”の地図が出て来た。入手先や存在すら忘れていた。開くと通り沿いに桜マークがあり、花見ハイクに丁度良い。
 しかも巣鴨は近く、エリア内から歩くコースを見付けた。大半は新規な未訪のエリアで、桜はもう終期だろうが残り花に期待する。

 西巣鴨から庚申塚 三田線西巣鴨駅から明治通りをスタート。直ぐ大正大学正門で、学生が出入りしている。新入生だろうか。旧中山道交差点先の千川上水公園に寄る。江戸時代玉川上水を水源とした千川上水の江戸市中へ分流掘割があったという。
 旧中山道へ戻ると、嘗ては種子屋街道と呼ばれた程野菜等の種問屋が並んでいたとある。右手の延命地蔵様に挨拶し、都電荒川線を渡って、庚申塚に詣でる。久しぶりで手を合わせる。猿田彦に纏わるのか狛犬が猿像でその下に三猿が彫られ(写真上)、カメラに収めた。
 直進すれば巣鴨地蔵通りだが、旧中山道を右折し折戸街道へ。折れて江戸へに由来し、旧中山道よりは近道だったらしい。高校の前を通り、校庭に咲く桜を見上げ、シャッターを切った。孫の母校で、その弟も今春入学した。

 探し損ねた神社 折戸街道を離れ、荒川線を渡り返し大通りへ出る。初めての地で方向を確かめ宮仲公園へ至ったが、工事中で地図には桜マークがあるが見当たらない。ここで大塚方向へuターンし商店街を行く。出世稲荷神社へと山手線空蝉橋から探したが密な住宅街でウロウロするばかり。地番からも結局不明であった。
 諦めて空蝉橋手前の桜並木を眺めた(写真中)。両側に花は残り、商店街の祭り提灯が未だ飾られている。大塚駅への通りも未知の地で、直ぐJR大塚駅。地図にある駅前史跡は見付けられない。また荒川線を渡って坂を上がる。警察署は巣鴨警察とあり、ここは大塚と思っていたのだが。

 桜並木から巣鴨へ 菅原神社は、山勘通りに辿り着き、参拝。孫達の成長とコロナ終息をお願いした。当地の名主が屋敷神として道真公を祀ったとあり、静かな境内や社にはその歴史が窺える。
 山手線傍へ出て、線路沿いに進むと桜並木がありこちらも大分残っている(写真下)。満開後雨や寒さが続いた所為だろう。巣鴨駅に近いこの辺りは、友人と飲食後酔い醒ましにうろついたことがあった。桜の下を歩いて、地下鉄三田線巣鴨駅へ下りた。(2022/4/22 K.K. 1443/1500)

◇日時 2022/04/05 ◇天候 曇後晴れ ◇資料 豊島にぎわい創出機構「観光エリアすがも おおつか」2006.3 ◇歩行距離等 10,000歩 7㎞ 
「通過時間等」自宅12:40-三田線西巣鴨駅13:10=千川上水公園13:20=庚申塚13:30=宮仲公園14:10=空蝉橋14:25=大塚駅前14:30=菅原神社14:40=三田線巣鴨駅14:55-自宅15:30