都内も銀座にある神社を巡る

 購読紙に「銀座こんな所に神社」(22.2.21讀賣)の記事を見付けていた。これまで中央区の隅田川傍の浜町から日本橋界隈の神社を巡っている。銀座にもと思いながら、切り抜いていた。折よく銀座開催の友人の書道展の案内があり、その前に巡ることにした。新聞上の主な神社の所在地を地図でチェックし、徒歩中心だが効率的に巡るには、地下鉄で銀座へ出ることにした。

 歌舞伎稲荷神社から 日比谷駅で三田線から日比谷線に乗り換え東銀座駅に降りた。最初は歌舞伎稲荷神社。歌舞伎座地下を通ると大きな土産店があり歌舞伎座の人気を知る。地上へ出たら歌舞伎座ビルの端に稲荷神社が鎮座し、参拝。興行大入り等を祈願し祀られているとある。小さ目の社だが朱色も鮮やかで銀座らしい。通り反対側の煎餅店は旧同僚が担当する会社の支店で、少し手伝うと沢山の煎餅が届く。銀座中央通りの7丁目を歩き豊岩稲荷神社を探す。通りを上下したが見当たらない。ビルの間のようだが、工事中のビルもあり諦め、4丁目交差点へ歩いた。服部時計店は久しぶりだが、銀座のシンボルは健在。

 デパート屋上の神社 銀座三越に入り、屋上へ。出世地蔵があるという。処が屋上ではテントが張られ大祭中とかで、入口では一旦断られたが、一目だけと許され社殿前で手を合わせた。地蔵様もあった(写真上)。お礼を言って引き返す。ビルの屋上に社とはびっくりで、次の龍光不動尊も松屋デパートの屋上にある。銀座らしいが神様も驚いているのでは・・・。松屋屋上の不動尊は社らしく木立に囲まれた境内もある立派なもの(写真中)で、屋上とは思われない。軽く頭を垂れカメラに収めた。

 書道展へ 書道展会場に近づき友人へメール。そうしたら銀座画廊の一階入口で待っていてくれた。案内で展示会場を一回り。作品はいずれも草書も、崩した見事な書体で、素人には読めない。書道も表現を主とした芸術のようだ。友人の書は万葉集の“見渡せば春日の野辺に霞立ち咲きにほへる桜花かも”(写真下)だが、流れるような美しい筆使いで私には読み難い。芭蕉の句の書も紹介してくれたが、不知の句であった。
 会場を出て、飲食店で休憩し、私はビールを戴いた。帰り掛けに首尾よく、1丁目にある幸稲荷神社へ辿付き詣でて、またコロナ退散をお願いした。

 後日探した豊岩稲荷神社 三田線日比谷駅へ歩く途中、豊岩稲荷神社は表通りではなく一本裏通りでは思い直した。
 後日、三田線内幸町駅から銀座7丁目へ歩き、想定通り中央通り裏のビルの間に見付かり、中へ入り参拝した。暗くて洞窟内のような社であった。これで当初予定の社を巡り終えた。(2022/4/25 K.K. 1444/1500)

◇日時 2022/04/07、17 ◇天候 曇 ◇交通費 160円 ◇資料 「銀座こんな所に神社」(22.2.21讀賣)、昭文社「東京都市図85、86銀座」2004.4版 ◇歩行距離等 9,000歩 6㎞ 「通過時間等」自宅14:20-日比谷線日比谷駅15:03-同東銀座駅15:10=歌舞伎稲荷神社15:15=三越出世地蔵尊15:40=龍光不動尊15:50=銀座美術館書道展16:00/16:20=幸稲荷神社17:00=三田線日比谷駅17:27-自宅18:10