都内台東に玉姫稲荷神社を訪ね、荒川線に乗る

 ネットからか玉姫神社を知り、未訪だなと調べると台東区も浅草の裏で、隅田川に近いと分かる。我が家からはアクセスが良くなく、手前だが地下鉄日比谷線が近いと思うが、最寄り駅も決めかねた。地図を出し、迷った末入谷駅とした。帰路は、南千住から荒川線三ノ輪橋駅へ歩こうと思う。

 吉原弁財天、吉原神社 大江戸線を上野御徒町駅に降り、日比谷線に乗り換える。入谷駅で下車し、金美観通りを歩き出す。国際通りを渡ってせんわ通りを直進。浅草の裏で、商店と住宅が混在する下町風景が続く。小さな交差点で左折すると吉原弁財天があり、参拝。
 案内によれば、関東大震災で逃げ場を失った方々が当地の池で数百人が殉難したとある。現在は狭い境内だが小さな池も残され、観音像が建立されていた(写真上)。直ぐ先左手が吉原神社。こちらも簡単に社殿前で手を合わせて、また通りを歩き続ける。
 当地は初めてで、案内には吉原遊郭があった地とあり、そして交差点は吉原大門とあった。大通りへ出て北上をしていたら、目の前が明治通りと知り、地図を確かめ清川地区へUターン。小路に入り、公園の隣に目指す玉姫稲荷神社が見付かった。

 玉姫稲荷神社 境内へ入って驚いた。狭くはない地に車が乱雑に駐車し、一画はゴミ捨て場になっている。何とか社殿前へ出て、詣でた(写真中)。由緒書きはなく、ネットで調べると、760(天平宝字4)年に創建され、王子の王子稲荷神社とも関係があり、東京大空襲で全焼したが、1953(昭和28)年に社殿が再建されたとある。氏子には、地場産業製靴業者も名を連ねており、毎年11月に「靴のめぐみ祭り市」として、靴の大安売り市が開かれるという。そうしたら、入口に靴のめぐみ祭りの幟がたっていた。後日、テレビの都内ニュースで放映され、境内にびっしりと並んでテント店舗が出店していた。ネットから、当地も浅草の地で、奥浅草と呼ばれると知った。

 荒川線に乗る 隅田川河畔へ出るべく明治通りへ歩いて、白髭橋へ。見覚えがあり、左手が石浜神社で、三ノ輪から汐入公園へ歩いたコースと重なった(21.12.3)。白髭橋でスカイツリーを眺めるが、工事中のクレーンが邪魔をしている。
 袂でバスに乗り、都電荒川線三ノ輪橋駅へ。最近、ご当地ソングの女王水森かおり(近くの北区出身)が“遮断機が 上がって下りて 一両電車が行く・・・”と唄う“荒川線”があると知り、聴いた。久しぶりの荒川線は下町を走り(写真下)、王子駅から飛鳥山の坂を上がって、巣鴨新庚申塚駅に着いた。(2023/11/29 K.K.1535)

◇日時 2023/11/08 ◇天候 晴 ◇資料 昭文社「東京都市図 入谷」29頁 ◇交通費 180円 ◇歩行距離等 10,000歩 7㎞ 
「通過時間等」 自宅8:20-大江戸線春日駅8:58-日比谷線御徒町駅9:10-同入谷駅9:15=吉原弁財天9:35=吉原神社9:40=玉姫稲荷神社10:10=白髭橋10:25-荒川線三ノ輪橋駅10:40-三田線西巣鴨駅11:26-自宅11:55