目指した高原歩きは出来なかった黒姫高原

長野の黒姫高原は二度目である。旧信越線沿いの新潟県境手前にあり、コスモスが咲き家内と訪ねたことがある(95.9.2)。手許に、”駅からハイキング”誌からの資料があり、再訪ということで気軽に出掛けた。高原は広く、地元の方のお陰で、コスモスは観賞出来たが、コースを誤り高原ハイキングは不満足なものになってしまった。
 東御市在家内の実家から、しなの鉄道田中駅へ送って貰い、長野駅で乗り換え黒姫駅に下車。改札でもたもたしている間にバスは出てしまい徒歩で高原へ。バスは予定外だったが、乗れれば増しなハイキングになったかもと後で反省。

広大な黒姫高原 黒姫山麓に広がる高原は広大だが、連休中なのに人出はない。手許の略図を頼りに、雲龍寺前から田舎道へ左折した先から田圃は黄色一色(写真上)。作業中の方に挨拶し、山方向へ入ると別荘らしき建物がチラホラ。黒姫山登山口があり、略図を眺め迷わず、ここで右折した。案内標柱を確かめながら舗道を行くが、次のポイント御鹿池分岐点がない。距離的に越した筈で、コースの誤りを疑い始める。両側に別荘が続き、手前の別荘間の通りかも、と思ったがその儘進み、コスモス園を目指す。別荘街を抜け、スキー場の草原へ。秋桜を期待し閉鎖中のリフト乗り場へ近付いたが、荒れた草原が続くだけ。スマホで検索するも今一はっきりしない。略図上のポイント黒姫童話館へと行き掛けた途中、地元の方に出会い教えて貰うと、先程のスキー場の右奥という。礼を言ってUターン。

 地元の方の車でコスモス園へ 車が停まり先程の方が送ってくれるという。渡りに舟とはこのことかと感謝しながら、御好意に甘え、コスモス園に入園することが出来た。こちらは多くの人出で賑わっている。 早速入園し、満開、見頃のコスモスの間を巡る。黒姫山麓に赤、白、ピンクの花々が咲き広がっている。奥には黄色一色に染めた畑がありキバナコスモス。
奥の高い山は妙高山だろうか(写真下)。高峰を背景にし、カメラに収めた。コスモス畑は10ヶ所ほどだが、広大な高原のほんの一画。半周もしないで、入口のテーブルを借り、コスモスを眺めながら昼食。家内の実家でお握りを持たせてくれた。畑の間の白樺の樹から、家内と来た約20年前の風景をぼんやり思い出した。あの時は、確か秋桜は未だ早く、チラホラだったと思う。

感謝し帰途へ 受付で駅へのバスを教えて貰い、黒姫駅へ戻った。ハイキングコースは殆ど踏むことなく帰途に就いたが、素晴らしいコスモスを観賞出来て、それで良しと思うことにした。もう一度来て、リベンジハイクとの数年前迄の思いとは大違いで、加齢の故だろうか。それにしても、車で案内して戴いた見知らずの方に感謝しなければならない。有り難うございました。(2018/10/13 K.K. 1215/1300)

□日時 2018/9/24□天候 晴 □交通費 6,810円 □歩行数等 15,000歩 11km □資料 山と渓谷社「駅からハイキング コスモスと童話の黒姫高原」2002年、140頁
「通過時間等」家内実家8:30-しなの鉄道田中駅8:47-同長野駅10:42-同黒姫駅11:25=雲龍寺前11:40=黒姫山登山口11:55=スキー場12:40-コスモス園13:15/13:36-しなの鉄道黒姫駅14:09-JR長野駅15:00-同大宮駅16:20-三田線新板橋駅16:55-自宅17:20