春一番の中荒川対岸の戸田ボート場、戸田公園を巡る

 JR埼京線に乗った際戸田公園駅を通過するが、そんな公園あるのかなと地図で駅周辺を調べたが見当たらない。そんなことを繰り返していたら、戸田ボート場沿いに公園があった。戸田のボート場は有名で、1964年の東京オリンピックの会場にもなり、知っていた。その畔の緑地が戸田公園らしい。荒川の対岸先にあり、我が家から歩ける距離である。

 春一番を受ける 三田線西高島平駅をスタート。新高島平駅から一駅乗車し、西高駅北口から笹目橋を目指す。長い橋を渡り終え、左岸堤上へ出ると風が強い。南からの風で、後に本日春一番が吹いたと知り、早速の洗礼だったのだろうか。風を避けて堤を降りる。
 戸田ボート場は近く、住宅街から笹目川を渡るとボート場西端が見え始めた。長さ3000m前後、幅300m程の細長い水路型である。すぐ目の前は競艇場で、その先がボート競技(漕艇)場と分かれている。本日は、競艇の開催はなく水路には艇は浮いていない(写真上)。大きな観客スタンドも閉鎖中のよう。開催日には、高島平駅から臨時バスが出ることは知っていた。

 戸田競艇場からボート場へ 左手にTBSの放送アンテナ塔があった。そう言えば、近所に住むTBS社員の方から戸田の送信アンテナのことは聞いたことがあった。そんなに高い塔ではない。左手のボート場柵沿いに歩き、競艇場とボート競技場との境にある橋を渡り、右手へ出る。荒川土手の間に緑地が続き、こちらが戸田公園らしい。桜木もある。水路には一艘の競走用ボートが見え、二人が漕いでいる。そんな風景を眺めながら、水路沿いに歩き続ける(写真下)。
 解説版に出会い、荒川の治水対策や戦前の東京オリンピックボート競技開催用に整備されるも大会は戦争で中止になったが、戦後になり、1964年のオリンピックの前後には国体やインターハイがしばしば開かれたとある。
 戸田橋を渡る ボート競技の管理棟を過ぎると、各大学の漕艇庫が並んでいる。“C”マークの母校の庫が目に付いた。なんと東北大学のものもある。筑波大学も近くはないが、来場だけでも大変だろう。夏休み用かなと首を捻った。
 水路の東端に至り、左手が戸田公園駅、右手が戸田橋から舟渡地区。なんとなく歩き足りない気分で土手へ上がり、また南風を受けながら戸田橋を渡る。渡り終え、上流右岸の土手に、中山道戸田渡し跡碑を見て、舟渡氷川神社へ寄り、舟渡二丁目バス停へ歩いた。(2021/2/20 K.K.1375/1400)                          

◇日時 2021/02/04 ◇天候 晴れ ◇歩行距離等 10km 14,000歩 ◇資料 昭文社「東京都市図10」2004年4月
「通過時間等」自宅9:50-三田線西高島平駅10:05=笹目橋10:20=戸田ボート場西端10:40=戸田公園人橋10:50=戸田ボート場東端11:25=戸田橋11:30=.中山道戸田渡し跡碑11:40=舟渡氷川神社11:50=舟渡二丁目バス停12:04-自宅12:30