姥ヶ橋から赤羽自然観察公園へ

 新たな歩き先として、板橋本町先の姥ヶ橋延命地蔵から北区西が丘はどうかと地図を眺めたら、赤羽自然観察公園が目に付いた。調べると森林公園で、池や移設古民家もある。当然未訪の地で、グッド。三田線板橋本町駅が最寄り駅で近く、安近短だが、歩き足りない分はなんとかなろう。

 姥が橋延命地蔵 板橋本町駅に降り地上へ出たら、中山道と環七の交差点で、姥ケ橋へと環七通りをスタート。孫の高校へのバスルートで一度通ったことはある。
 加賀中付近に稲荷台遺跡があり、寄りたい。通りから少し入った校門前に石碑があった。縄文式早期の土器が出土した地とある。地名加賀は加賀藩下屋敷の由来だろうか。同屋敷とは大分離れていると思う。環七陸橋の大きな交差点へ至り、JR十条駅からの通りを渡ると姥ケ橋延命地蔵があり、参拝。最近のお願いは同じで、コロナ終息と孫の合格祈願。高架下から西が丘へ方向を採る。
 トレセン通りは学園都市風 広いトレセン通りの名のある大通り両側には、学校や研究機関が並び、高いビルはなく学園都市風景。歩道には、オリパラ競技種目を紹介した案内板が約50mごとに立ててある。オリンピック開催へのアピール活動だろうか。左手には、ナショナルトレーニングセンター、スポーツ科学センター、そして、西が丘サッカーフィルドと続き、これらでトレセンか。施設名は、味の素商標を冠しネーミングライトの行使である。サッカー場には、子供が小学生の頃正月の全国高校大会観戦に来場したが、その時の木造から近代的なスタンドへ変身していた。この辺りの風景は見覚えがある。右手の小さなサッカー場を見て思い出した。昨春赤羽駅からバスで三田線駅へ出る時通過の際眺めた地である。

 雑木林に驚く サッカー場の先が、赤羽自然観察公園。西門入口で案内図を入手し、一歩踏み入れて園内景色に驚く。正面は雑木林(写真上)。そして、沢らしき窪地には小川が流れている。武蔵野かと慌ててカメラを出しシャッターを切った。当地は都内赤羽で、多摩や埼玉ではない。赤羽にこんな森林の地が残っているとは驚きである。広さは約5万㎡強とある。木々の太さはそれ程ではない。
 雑木林先に二つの池があり、小池の畔にはカメラを構えた高齢者達が囲んでいる(写真下)。カワセミかとズームレンズ先を見渡したが不明。古民家松澤家住宅を見学。江戸後期の築で北区浮間から移設したとある。屋根は葺き替えが新しい。今時近くに職人がいるのだろうか。平屋だが屋根裏部屋があり、荒川洪水に備えていたようだ。自然観察公園から坂を上がり、地図で確かめ大通りを善徳寺で板橋方向へ左折し、歩くと小豆沢へ出て三田線志村坂上駅が近いと知り、そのコースを駅へと歩いた。(2021/3/2 K.K.1376/1400)

◇日時 2021/02/10 ◇天候 晴れ ◇歩行距離等 9km 12,000歩 ◇資料「赤羽自然観察公園施設案内図」、「旧松沢家住宅」「通過時間等」自宅12:15-三田線板橋本町駅12:40=稲荷台遺跡碑12:50=姥ヶ橋延命地蔵13:00=赤羽自然観察公園13:30/14:00=善徳寺14:05=志村坂上駅14:36-自宅14:50