多摩に小野神社から桜ヶ丘公園を巡る

 最近詣でた大宮氷川神社は武蔵国一之宮、宇都宮二荒神社は下野国一之宮とあり、都内の一之宮は何処の神社かと気になった。ネットで調べると小野神社と出て、多摩聖蹟桜ヶ丘にあると知ったが、初めて聞く神社。興味が湧き、参拝しようと思い、序でに歩く先は、同じ聖蹟桜ヶ丘にある同名の公園にした。多摩百山の一つの大松山(183m)がある。

 一之宮小野神社へ 神保町駅から乗車した電車は、京王線へ入り、調布駅で乗り換え聖蹟桜ヶ丘駅に着いた。駅北口を出て、ネットで調べた道順に従い、大通りから二度左折を繰り返し、神社横へ出て、正面へ回り表参道から境内へ入る。
 広い境内に山門と朱塗りの本殿のみが建つシンプルな神社(写真上)。延喜式内社で、源義家が太刀を奉納したという。参拝者もなく、1人拝殿前へ進み手を合わせ、孫達の成長とぼんず達へのご加護をお願いした。本日はバックに賽銭用小銭があった。一之宮とは入口の石碑のみにあり、それが却って、由緒ある古社の見識のようにも思えた。

 方向違いのバスに乗車 駅へ戻り、バスに乗車。これが大失敗。桜ヶ丘二丁目を通るバスに乗ったが、方向やルートが大外れ。降りる際、運転手に、桜ヶ丘公園の最寄りバス停かと確かめたら、公園は遠く、終点永山駅まで行き別路線乗車が良いという。私は歩くと答え降りたが、現在地が不明。ウロウロしたら住宅街案内図あり、反対側に聖ヶ丘の方向が示してあり、そちらへ戻る。大きな住宅地で、庭付き一戸建て住宅が並ぶど真ん中。都心へ通うサラリーマン達が住むのだろう。住宅団地を抜け出し坂を下ると関戸へ至り、戻り過ぎかとVターン。途中、関戸城跡の石碑に出会い、カメラに収めた。

 聖蹟記念館見学 大通り鎌倉街道を歩き、聖ヶ丘への交差点を左折し坂を上がる。左手に林が見え桜ヶ丘公園と確信し、坂上で大通りを出ると公園西口であった。園内には桜があり、5,,6分咲程度か。春休み中で、広場では子供連れが遊ぶ中、遊歩道を歩き(写真下)、直登階段は急で思わず、一休みしてしまった。
 丘程度の小山は、直ぐ上り切り、山頂に建つ聖蹟記念館見学。元宮内大臣田中光顕が、明治天皇当地行幸を記念し建てたものとある。同天皇の騎馬像や、田中収集の龍馬肖像画を展示中。一回りし館を出ると、六賢堂が真ん前にあった。山頂広場に、大松山の三角点や天皇お立場碑を探したが出会えない。

 バスで京王永山駅へ 広葉樹が芽吹き始めている森中を下り、咲いているスミレの一群を見付け、シャッターを切った。管理事務所に寄ろうと探すと、公園は意外に広く東端にあり、公園案内図を入手。坂を上がりバス停で待っていたら、京王永山駅行きが先に来て、乗車。京王相模原線永山駅は近く、新宿行き準特急に乗る。車中、携帯で本日の歩行距離を調べると18kmで、予定の倍も歩いていた。(2019/04/12 K.K. 1248/1300)

◇日時 2019/3/29 ◇天候 晴 ◇交通費 640円 ◇資料 守屋龍男「多摩100山 桜ヶ丘公園と天王森公園」平成15年、28頁 ◇歩数等 18,000歩 18km 

「通過時間等」自宅8:50-新宿線神保町駅9:30-京王聖蹟桜ヶ丘駅10:25=小野神社10:40=聖跡桜ヶ丘駅11:00-桜ヶ丘二丁目バス停11:10=桜ヶ丘公園西口12:05=聖蹟記念館12:20/12:40=聖ヶ丘橋バス停12:53-京王永山駅13:08-三田線神保町駅13:51-自宅14:30