「昭和の森を訪ねるみち」を歩き通す

最近千葉県内を歩いていないと思い込み、外房や内房のコースを検討したが遠い。そんな中、房総手前にある関東ふれあいの道のコースを誤りゴールしていない「昭和の森を訪ねるみち」(11.5.27)を思い出し、チャンレンジした。起点外房線土気駅へ向かう車中で気付いたが、今年の6月総武線横芝駅から坂田城跡を巡り千葉は歩いていた。

 熊野神社前分岐を左折 11時50分、前回道標を見過ごした分岐点に着く。周囲の風景も見覚えがあった。道標はあり左折を指示している(写真上)。その一方、前方にある熊野神社をコースポイントとし、200m先への直進も指示している。前回、神社に寄りそのまま直進を続けてしまった。やや新しめで斜めになった道標をカメラに収め、左折し坂を上がると小さなトンネルがあり(写真下)、間違いないと確信した。

土気駅、昭池和の森、小中池 土気駅を10時スタートし昭和の森、小中池、矢口明神を経たが、2,3躓きがあった。昭和の森への途中ふれあいの道道標に出会いそちらへ行きかけたが前コースへのものと気付き道なりに進み昭和の森を横断し、雑木林の中の坂道を下り小中池へ出た。池土手を下る地点を探し奥へ進んでしまい戻って階段から田圃の間の道を行く。記憶にある風景で、稲刈りを終えている。突き当たりが矢口明神だがその前に圏央道高速が出来ていて、しかも高速下の通路は本日工事で閉鎖中。迂回を指示され、10分程大回りし明神様に挨拶した。ここからは順調だが、道路が整備されていてまた先程の高速道に出会うが、思い出しながら、熊野神社手前の分岐に至った。
 小さなトンネル(写真下)を抜けると砂田という山村風の集落。また田畑の地帯を抜けるとまたまた高速道下。東金インターが左手先のようだ。小さな峠を越し前方に道路沿いに商店街が見え始め大通りを渡った先に、コースポイント新治小学校があった。既にスタート以来2時間40分を経過し、ゴール本納駅へと左折。歩きながら昼食先を期待していると丁度手頃な中華店があり、遅い昼食。駅までは遠くないと教えてくれた。

城跡から本納駅へゴール ここで、本納城跡へ寄るべく、蓮福寺を探す。出発前城跡が遺ると知り、調べると古刹蓮福寺の裏山が城跡。室町後期1529(享禄2)年築城で、房州里見氏の支城という。旧道から寺境内へ入り簡単に詣で、墓地の間に登城口を見付けた。昨日までの雨で荒れた急坂は上り難い。直ぐ本郭跡へ至り石碑を入れシャッターを切った。急な崖に囲まれた山城はその痕跡は少ない。ほんの一時戦国ロマンに浸り、古城跡を後にした。駅までは距離があった。
最近数回リベンジを試みるもすっきりしないゴールが続いていたが、今回は首尾良く、歩き通しリベンジなった。城跡巡りの駄賃も出来、千葉行き上り電車を待った。(2017/11/21 K.K. 1146/1200)

◇日時 2017/11/4 ◇天候 晴 ◇交通費 1,800円 ◇資料 武村岳男「新版首都圏自然歩道・昭和の森を訪ねるみち」1994年388頁 ◇歩行距離 20km 28,000歩
「通過時間等」自宅7:50-新宿線神保町駅8:41-JR馬喰町駅8:50-同土気駅9:55=昭和の森10:25=小中池10:50=矢口明神社11:20=熊野神社手前分岐11:50=トンネル11:55=新治小学校12:40=(昼食13:00/13:20)=蓮福寺13:30=本納城跡13:40=JR本納駅14:17-同千葉駅14:52-都営本八幡駅15:26-三田線神保町駅16:05-自宅16:40