今年、東京は3月末にサクラが見頃になった。例年よりは大分早い。花見ウォークに都内に未訪の地を探したが、中々見付からない。ネットや地図から有栖川公園、東郷神社、高橋是清公園、そして赤坂サカスにした。結局、桜花よりは未訪地を優先してしまった。都心に点在するため、電車と徒歩の混合である。
2018花見は有栖川公園から 日比谷で三田線を日比谷線へ乗り換え、広尾駅から有栖川公園を目指す。駅近くに公園は見付かった。南部藩下屋敷や皇族の御用地であったという公園は思ったより広く、萌葱の樹林が繁るが、桜は少ない。花を探し園内を行くと、奥に満開の桜木二本あり、下の芝で母子グループが弁当を広げていた(写真上)。私も花を見上げ、カメラに収めた。隣が都立中央図書館。一度文献入手に来館したことがあったが、30年も前だったろうか。一回りすると満開の桜並木が隣の病院前庭を占めていた。
初めての東郷神社へ 恵比寿駅へ出て、山手線で原宿駅に降りる。駅前は一転し若者達で混み、竹下通りは人で溢れているよう。地図から東郷神社へと住宅街へ進入すると突き当たりが境内で、先ずは参拝。桜は少ないが、花よりは初めての訪問が優先。昨年市ヶ谷の東郷公園は訪ねた(17.3.28)が神社の存在は知らなかった。境内は広く、池付庭園があり、ホテルのような記念会館も建っていた。私は裏から入ったようで、表参道前が明治通り。
鳩の森神社、是清公園 徒歩で、次の交差点を右折し鳩の森神社が近いことを知る。一度訪ね、今回の隠し花見スポットである。外苑西通りへ左折すると工事中の国立競技場。スタンドが建ち始め大分工事が進んでいる模様。手前を住宅街へ入ると想定先に神社はあり、鳥居付近に咲く満開の桜が迎えてくれた。隣が中学生棋士で話題の将棋会館だが覗かないで、境内の大きな富士塚をカメラに収め、地下鉄国立競技場駅を探した。
青山一丁目駅で降り、青山通りに面する高橋是清公園へ。是清翁は政治家や大臣として有名だが、我が特許や商標制度の創始者で初代所長。命日の2月26日には、嘗ては私の知人も追悼に当公園を訪れていたと聞いた。小さな公園で、桜は数本のみ。奥の像に挨拶し、現在も制度は継続し世の中に貢献していると報告。当地は高橋邸跡で、建物は小金井の江戸東京たてもの公園に移築されている。
赤坂サカスは満開 最後は、TBSのある赤坂サカス。私はラジオ派で、早朝から同放送を聴いている。その中で、サカスの花は咲き始めたとか、見頃だとかアナウンスがあり、今回加えた。草月会館先虎屋手前で青山通りを離れ、ここからは山勘で左往右折しTBSビルへ。途中に以前通ったビルがあり、坂道を下ってサカス。両側には桜並木が続き(写真下)、ジャスト満開。シャッターを切りながらTBS前へ出て、同ビルを入れたアングルにした。千代田線赤坂駅は直ぐで、桜を背に地下へ階段を下りた。(2018/04/13 K.K. 1176/1200)
□日時 2018/3/29□天候 晴 □交通費 640円 □資料 昭文社「東京都市図」2004年4月 □歩行距離 11km 15,000歩
「通過時間等」自宅10:45-日比谷線日比谷駅11:35-同広尾駅11:45=有栖川公園11:50/12:05-JR恵比寿駅12:10-同原宿駅12:25=東郷神社12:35=鳩の森神社13:10=大江戸線国立競技場駅13:36-同青山一丁目駅13:40=高橋是清公園13:55=赤坂サカス14:15=千代田線赤坂駅14:26-三田線大手町駅14:36-自宅15:10