七沢温泉から登った再訪の見城山

春に弟と登った厚木奥の見城山(ミジョウヤマ)では下山コースを誤り、難渋した上に予定の七沢温泉へ下山出来なかった苦い山歩きをした。弟にリベンジしようと言われていたが、私もそのつもりで、その時が来て、今度はコースを間違えないよう下山地であった七沢温泉口から上がることにし、弟に了解を取り付けた。

七沢温泉から上る 本厚木駅前から乗ったバスを七沢温泉入口で下車。同温泉街へ入ると福元館の反対側に登り口が見付かったが、狭い急階段で、その先のコースを暗示していた。マップにも急とある。雑木林の中の薄い山道を落ち葉を踏みながら歩く。次第に傾斜を増して急坂になり一歩一歩ゆっくり上る外はない。階段もあるが歩幅が合わず楽にはならず、弟も苦戦しているようだ。鞍部へ着いて一息付く。広沢寺温泉からのコースとの合流地でもあり、そちらから勢いよく上がってきた中年グループに先行してもらった。

 急登、急登また急登 休憩後、また急坂に取り付く。ロープがあり縋り付くようにし坂を上がる(写真上)。展望のない山道は辛さを紛らわせない。弟を待ちながらも先へ先へと歩を進める。時々足は止まるが息が上がる程ではない。日頃歩き続けているからだろうか。小さな鞍部へ上がり、また小憩し弟を待つ。時間的には山頂は未だ先だ。
三度目の急傾斜の坂へ挑戦すると距離は短く、直ぐまた鞍部であった。先程先行したグループも休憩中。右手の先を見ると山頂のようで、近い。最後も急な山道が続き、山頂手前で、前回通った七曲り峠からの道に合流。前回は山頂からこの地点へ戻って、七沢温泉へ下るべきであったのだ。どうして誤ったか、標識は?と見回すと、案内板は外れて藪原に落ちていた。それで、頂へ直進したため見逃していたと結論付けたいがどうだろう。
 見城山頂(360m)には、数人休憩中。弟も遅れて上がって来て、前回の間違いの訳を伝えた。今朝本厚木駅で求めたパンで軽食。ご夫婦ハイカーが温泉への下り口を尋ねて来て、教えて上げたが、やはり分かり難いのだ。

七曲り峠を下る 下山だが、今回は上りで苦労したため、上り返す日向山へ行かずに七曲り峠から七沢温泉へ下ることで、弟と一致。前回とは逆に峠へ下りると、荒れた急な坂の道。峠で左折し、杉林の中を下るが、意外に急でロングな道。先程上がった道に見合う傾斜と距離だからと納得し、下り切って林道へ出た。日向薬師からの七沢温泉への道で、関東ふれあいの道の一部であり一度歩いたことがある(01.10.13)。七沢温泉(写真下)ではバスは出たばかりで、同温泉入口でバスを待った。本厚木駅で昼食をし、弟に別れ、鈍行で席を確保し帰途に就く。今回はリベンジなったがコース採りが利いたのだろうと思う。(2018/01/10 K.K. 1157/1200)

◇日時 2017/12/23 ◇天候 晴 ◇交通費 1,660円 ◇資料 厚木市観光振興課「厚木大山ハイカーズガイド」平成29年11月 ◇歩行距離 11km 15,000歩
「通過時間等」自宅7:20-都営新宿線神保町駅8:05-小田急新宿駅8:31-本厚木駅前9:40-七沢温泉入口10:10=七沢温泉登り口10:25=広沢寺温泉分岐10:50=見城山11:25/11:50七曲り峠12:00=林道12:20=七沢温泉12:30=同入口バス停13:08-小田急本厚木駅(昼食)13:45/14:24-都営新宿線新宿駅15:55-三田線神保町駅16:09-自宅16:50