古都奈良を歩き県都巡りに加える

私の県都巡りは第4コーナーに差し掛かり、先日岐阜と津を加えて、残り僅かになった。年末に至りJALマイレージの利用期限もあり、航空便で大阪へ行き、奈良と和歌山を訪ね、一挙に2県都を巡ることにした。伊丹空港からのアクセスにやや不安があるが、関西は私鉄が発達し、一泊すれば時間も出来、何とかなるだろう。

伊丹空港から奈良へ 伊丹空港に着き、阿部野橋行きバスに乗車。渋滞気味の高速を走り、18年前も同じルートで大阪に入りノロノロしたバスを思い出した。10分程遅れ阿部野橋に着き、JR天王寺駅から関西本線で奈良を目指す。二度ほど乗ったことがあり駅名や車窓風景も記憶にあるものもある。意外に近く奈良駅に下車し、市内マップを入手して歩き始める。県都巡りではあるがハイキングのつもりで、若草山は外せない。その前後に、数ある寺社から春日大社と東大寺、そして復路途中に法隆寺見学も予定している。
広い春日大社境内 駅正面の大通り商店街・土産店街を行く。流石観光都市奈良は外人も含め人出は多い。間もなく右手に猿沢池が見えた。奈良は3度目で、最初は約50年前家内と、次は91年の出張であった。その時汚れた池を見たと思うが、今回はそんな感じはなく普通の池。左手が興福寺で五重塔が建つ。そろそろ奈良公園で、春日大社の境内参道に入ったようで、松林の中の真っ直ぐな道となり、鹿が現れ出した。大社へは距離があり、40分程歩いて参拝し、近くの売店で昼食。関西風うどんはあっさりし、美味である。
登れない若草山 店内で、若草山への道筋を尋ねると、多分閉鎖中で登れないとの返答。本当?と訝りながらも、修学旅行生達と行き交い山下へ着く(写真上)と、やはりケートは閉門中。奈良のシンボルのような若草山がダメでは今回訪ねた意味がないようなもの。しかし、奈良は有名寺院が目白押しで、学生達に付いて二月堂を目指す。三月堂、四月堂もあると知ったが二月堂に詣で、舞台から眺めると眼下の太堂は東大寺大仏殿だろう。二月堂は私も知るほどで、お水取りで有名だ。
大仏様に再会 坂を下ると自然に東大寺境内へ。正面の横から寺内へ進み、大仏様に再会。家内との時も、観光バスに乗り拝仏したと思う。正式名は盧遮那とあるのを見て、その事が高校時代歴史の試験に出て、答えられなかったことを思い出した。
また園内で遊ぶ鹿達に出会い南大門下を通り(写真下)、駅へと戻る。先程来、脚に疲れが出始めている。今週日曜日北茨城を歩き中四日で、いつもより間隔が短いことは確かだ。奈良駅へ戻ったが、法隆寺見学は断念。また来れるだろうといつもの楽観主義で、若草山のリベンジもある。
JR天王寺駅へ戻り、ホテルの位置を見誤り探すのに時間を喰ったが、4時前に着き休憩。友人のMさんとの夕食時間まで、部屋でゆっくりとした。(2017/12/31 K.K. 1155/1200)