暑さを避け県道を下った箱根長尾峠

今年は、先々月来宿泊付会合が多い。また箱根で後輩の激励会があり、仙石原手前に宿泊した。翌朝解散で、いつもながら私はハイキングを予定。未踏のコースを探し、長尾峠から丸岳を経て乙女峠へとし、他のメンバーにも声を掛けたが、今回は、同行者は現れない。スタートは9時になり、予定より一時間遅い。

 長尾峠途中までは順調 長尾峠下までは、仙石原・湖尻ハイキングコースがあり二度程歩いている。宿泊先から、湿性花園前を通り別荘地帯を抜け、仙石原に入り早川沿いに歩く。静かな自然の中で、日曜日なのにハイカーには出会わない。森内からゴルフ場下となり、プレー中のゴルフアーも見える。そして、峠口に到着。ほぼコースタイム通りで、10時前。予想とは違い狭い山道で、取り付は急坂だったが直ぐ緩やかになり、順調に上がり続け中間地点へ。本日はストックを持参し、先程から使用している。
峠下には車道が通る筈で、そこへ上がれば峠は直ぐとの思いで、上がり続けるが、山坂は傾斜を増し暑さも加わり足が止まり始め、その繰り返しになる。息が切れる程ではないが、年齢の所為かもと思いながらも、峠を目指す。隧道手前の車道に辿り着き(写真上)、腰を下ろし大休憩するも、暑い。ライダー達も休憩中のよう。振り返ると芦ノ湖や仙石原が美しい(写真下)。

 暑さを避けUターン いよいよ峠頂上へと腰を上げ、また急坂をこなす。尾根伝いの山道との三叉路から右へ上がると長尾峠の標識が立ち、カメラに収めた。ここから直進すれば丸岳(1156m)を越し乙女峠だが、標高1000mの灌木地帯で、一番強い日射しを受ける時間帯。水は持参しているが、熱中症が怖く、誰も通らない尾根での発症等が駆け巡る中、乙女峠へ向け踏み出したが、自然にUターン。隧道手前へ戻り、車道を御殿場へ下ることにし、予定変更。途中の食堂や沢水に期待した。

県道を御殿場へ 長くはない隧道を抜けると御殿場側。トンネル口の食堂は閉鎖してあり、自販機もない。時折通る車やバイクを見ながら県道の端を下る。期待の富士はその姿がぼんやり見えるだけ。途中の駿河台のしるこやも閉めた儘であった。県道は、箱根外輪山の張り出した山裾を回り込み谷を越すパターンを繰り返していることに気付く。沢は空沢やチョロ水状態。もう二桁近く山裾を回り込み、乙女峠からの国道138号との交差点が近い筈と懸命に下り続ける。二度ほど早読みしたがようやく、大きな道路標識に出会い、交差点のバス停長尾口に至るも、新宿行き高速バスは停まらず、更に下の温泉会館前バス停まで歩く。ラッキーにも10分後の到着。遅れて来たバスに乗り、最後の水を飲み、暑い中の尾根歩きを避けたのは賢明であったと自らを慰めた。(2017/08/01 K.K. 1125/1200)

◇日時 2017/7/9  ◇天候 晴 ◇交通費 1,720円 ◇資料 昭文社「山と高原地図19箱根」1994年版 ◇歩行距離 18km 25,000歩
「通過時間等」宿泊先8:55=早川橋9:20=長尾峠口9:50=中間点10:05=隧道10:30=長尾峠10:40=隧道11:20=しるこや跡12:00=バス停長尾口13:05=バス停温泉会館13:25-大江戸線新宿西口駅15:50-三田線春日駅15:07-自宅15:40