JR日光線に乗り杉並木を歩く

 長男家族から鬼怒川温泉行の誘いがあった。孫達の夏休み旅行で、何年か振りである。数年前までは裏磐梯高原や那須野に泊まり山形の兄達も一緒に楽しんでいた。長男の車ではなく、私は、一人電車と伝えた。最近里歩きに代え近郊の乗り鉄をしているが、日光線や烏山線の乗り鉄も考えていた。馴染みの薄い路線であり、宇都宮から左右に北関東を走り、日帰り可能である。

 宇都宮駅から日光線 JR板橋駅から赤羽駅へ出て、宇都宮行き快速へ乗車。1時間30分弱で着き、日光線に乗り換えた。日光線ホームへ下りると広い上に、独自の待合室もあり、日光線の歴史を感じさせる。駅構内から直ぐ宇都宮市内となり住宅街を走った。日光線は宇都宮駅と日光駅を結ぶ40.5㎞、7駅の単線である(写真上)。初めての乗車ではないが、乗り切りは一度位だろう。鶴田駅の次は鹿沼駅だが、郊外へ出て田園地帯というよりは山間に近い風景の中に、屋敷森や竹林も見える。しかも、大分距離があり、ようやく鹿沼駅に着いた。鹿沼市には、東武鉄道新鹿沼駅もあり、こちらが表玄関であろうが、小さな駅舎。右手に見える低山は宇都宮アルプスと呼ばれる山々であろう。歩こうと一度は検討したが、アクセスが悪かったと記憶している。

 鹿沼駅、日光駅 次は文挟駅で、左手に例幣使街道杉並木が見え始めた。昨年末歩いて大失敗した地だ。杉並木を抜けて東武北鹿沼駅を探し損ね、地元の親切な方に車で東武新鹿沼駅へ送って貰ったのだ。長い杉並木を見ながら文挟駅を過ぎた。下野大沢駅、今市駅、今度は杉並木を右に見て、日光駅であった。駅舎は洋風の二階建てのモダンなもので、大正ロマンという(写真中)。寡って日光に御用邸がありそのためか、貴賓室も遺っている。

 日光杉並木を歩く 私は、東武日光駅へ急ぐ。次の東武上今市駅で降り、杉並木へ向けスタート。東武線路沿いに戻り水車園。様々な形状の水車が設置されているが、一部が壊れている。最近の洪水の影響だろう。古民家江連家を眺めて、日光街道杉並木の中へ入り、歩き出す。杉の古木達は健在で、時々は大木を見上げながら薄暗い街道を一人行く(写真下)。三度目だろうが何時以来か。歴史遺産に、先人の偉業に感謝である。出口にある瀧尾神社に挨拶して、孫達が待つ鬼怒川温泉へと市内に東武下今市駅を探すが簡単ではなかった。最後は地元の方に詳しく教えて貰い、駅へ着いた。反対側も道のない駅裏側へと迷っていた。
 久しぶりの孫達との夕食はブッフェスタイルで、互いに取り合い交換し、様々な料理を頂いた。私と長男はアルコールも楽しんだ。(2022/9/1 K.K. 1468/1500)

◇日時 2022/08/21 ◇天候 曇り ◇交通費 2,270円 ◇資料 JTB時刻表拡大図(関東・甲信越地方)◇歩行距離等 13,000歩 10㎞ 
「通過時間等」自宅10:20-JR板橋駅10:56-同赤羽駅11:25-同宇都宮駅13:07-同日光駅13:50=東武日光駅13:55-同上今市駅14:10=日光杉並木14:20=瀧尾神社14:40=東武下今市駅15:50-同ワールドスクウェア駅16:20=宿泊先16:25