開花宣言もあり、今年も桜が咲き始めた。毎年この時期桜花を求め歩いているが、そろそろその時期で、今年の最初は都心の愛宕山から桜坂へ歩き、六本木毛利庭園のコースとした。毎朝我が家から近くの桜の咲き具合を眺めているが、五分咲き前後だろう。
陽光桜は満開 愛宕山は都心も港区にある丘陵(25m)で、愛宕神社の境内には桜があり名所と思う。虎ノ門勤務時代見物していた。
三田線御成門駅から芝公園の北端を歩き愛宕通りへ出て、慈恵医大前を過ぎると左手にトンネルが見えた。愛宕山下の隧道で、初めて見た時は都心なのにとビックリした。山下へ左折すると正面が急で高い出世の石段(写真上)。江戸時代真垣平九郎が馬で上下し、将軍家光の期待に応えたとの逸話は有名だ。
私は、今回は女坂を上がる。社殿で参拝し、桜を見上げる。陽当たりの良いのは八分咲きだが、二、三分咲き程度のものも多い。隣がNHK-放送博物館で、1925(大正14)年わが国最初のラジオ放送が当地にあった施設からであったという。前庭に咲く桜は満開。陽光桜で濃いピンクで美しく(写真中)、カメラに収めた。
霊南坂、桜坂 山の裏側へ下って、桜田通りを渡り葺城稲荷を探すと、大きな会館の前の高台にあって、また手を合わせた。ホテルオークラの間を通り、桜坂を目指す。ホテル横の坂は、数年前ある授賞式がホテルで行われた時通り、見覚えがあった。式には孫の母親に同伴して貰った。
左手の霊南坂教会は、友和、百恵ちゃん夫妻の結婚式で有名になったと思う。そして、坂を下ると桜坂。こちらも五、六分程度の桜並木で、今一の様子。ここは思い出がある。アークヒルズ内ビルに勤務していた時期があり、毎年同僚達と夜桜見物をし、居酒屋へ流れた。同僚達も定年を迎え集合も稀となってしまった。時期も悪いが、昨年末の最年少者の歓送会には5名が集まった。
高層ビルと毛利庭園 六本木通りをANAホテル前から六本木の毛利庭園へ向かう。大きな交差点を歩道橋で渡り、緩やかな坂を上がり続ける。久振りの地で、思った以上に距離がある。俳優座は右手の同じ場所にあった。
六本木交差点へ至り、先の六本木ヒルズ森タワービル内へ入ると、裏に日本庭園があった。毛利庭園で、毛利藩分家長府長門藩の上屋敷があった地とある。桜が咲く中、高層ビルと池のある庭園のアングルを探した(写真下)。六本木交差点へ戻り、地下鉄大江戸線で都庁前駅経由で帰途に就いた。(2022/4/15 K.K. 1441/1500)
◇日時 2022/03/25 ◇天候 晴れ ◇資料 「東京の日本庭園2021毛利庭園」◇歩行距離等 12,000歩 8㎞ 「通過時間等」自宅8:45-三田線御成門駅9:40=愛宕山9:55=葺城稲荷神社10:15=桜坂10:30=六本木交差点10:50=毛利庭園11:05-大江戸線六本木駅11:32-三田線春日駅12:06-自宅12:35 |