2020年になり、初詣は鹿島神宮へと脚を伸ばした。一度参拝したことがある(08.11.15)が、常陸国一之宮と知り再訪を考えていた。そして、鹿島には芭蕉句碑がある根本寺もある。暮れの忘年会の際、Bさんと初詣の話しが纏まり、鹿島行きを提案すると、Bさん、以前訪ねたかもと言いながらも、OKしてくれた。青春18切符利用には丁度良い。
初詣は鹿島神宮 JR北千住駅を10時過ぎ出発。我孫子駅、成田駅で乗り換え、佐原駅から鹿島線に乗った。本日4日は土曜日で、車内は混見合い初詣客か。広い利根川河口の鉄橋を渡り、潮来駅を過ぎ鹿島神宮駅に着いた。
構内から混雑しているが、神宮は徒歩10分程だから直ぐで、駅前から坂を上がると塚原卜伝像。剣聖誕生の地という。左折し参道で、屋台が並ぶ中を進む。大鳥居下から大きな森に囲まれた境内に入って楼門を潜り、本殿前に並んで参拝。孫達の成長と、受験生が1人いるので特にお願いをした。
奥宮へもと更に進むと、さざれ石や鹿園があり、再訪の私は僅かな記憶がある。Bさん、前に訪ねたのは当神宮ではなく、香取神宮だったかなと。奥宮は拝殿前へ列をなしている(写真上)が、我々は横から簡単に手を合わせ、裏の要石へ。大分初詣客も少なくなり、霊石前でまた手を合わせる。大石の頭部だけが見え、オオナマズを押さえているとの説もある。香取神宮にも要石があり地中で繋がるとあった。近くに、芭蕉句碑が建つが、鹿島で詠んだものではない。戻って、売店傍にも石碑があるが苔むし読めない。後に、芭蕉の鹿島詣での折詠んだ句碑と分かったが、遅かった。
芭蕉も訪ねた根本寺 参道途中の案内板で、根本寺の位置を確かめ、反対方向へ歩き出した。大通りを渡り坂道を下って農村集落へ至り、時間的にそろそろかなと思うが、寺らしき建物は見当たらない。狭い通りを更に行くと左手に墓が見え、路地へ入ると静寂な地に佇む小寺が根本寺であった(写真下)。
聖徳太子開基と伝えられるわが国最古の寺の一つとある。芭蕉は、1687(貞亨4)年、仏頂和尚に月見に誘われ訪れた。和尚は江戸深川滞在中禅を教えた芭蕉の師。そして芭蕉は、“鹿島詣”でを表している。“月はやし 梢は 雨を持ちながら”“寺に寝て まこと顔なる 月見哉”の二句の碑が両側に建つ。本堂前で手を合わせ、句碑を眺めカメラに収めた。無住職のよう。
私と違いデスクワーク中心のBさん、お疲れのようで遅れがち。戻る途中の三叉路でその一方が駅への近道になり、鹿島神宮駅へ戻って、また鹿島線、成田線そして成田駅からは総武線千葉駅経由で、都内へ。Bさん有り難うございました。お疲れ様でした。(2020/01/25 K.K. 1309/1400)
◇日時 2020/1/4 ◇天候 晴 ◇交通費 青春18切符5 ◇資料 「鹿島神宮まちあるきマップ」 ◇歩数等 16,000歩 12km 「通過時間等」自宅8:45-JR巣鴨駅9:30-同日暮里駅10:45-同千住駅10:15-同我孫子駅10:47-同佐原駅12:27-同鹿島神宮駅12:45=鹿島神宮本殿13:10=同要石13:35=根本寺14:15=JR鹿島神宮駅15:00-同佐原駅15:56-同千葉駅17:33-同秋葉原駅18:15-三田線巣鴨駅18:45-自宅19:15 |