秩父羊山公園に芝桜を観賞する

 今年のゴールデンウィークは長いが、前半と後半に分かれた。ハイキングの季節でもあり、私にはその名通りの休日で、タイミング良く秩父羊山公園の芝桜が見頃との情報を得た。秩父のシンボル武甲山をバックに一面に咲く芝桜の眺めは良く、これまでも楽しんだことがある(06.5.7)。花友Aさんにメールしたら、前半は同行オーケーと返信があった。

 牧水の滝、芝桜園 西武池袋駅に待ち合わせたが、レッドアロー号は満席で、急行にする。これも込み合い何とか空席を見付けた。連休は人出が多い。飯能駅で西武秩父駅行きに乗り換えたら満席で立つ外はない。終点手前の横瀬駅で、ようやく座れた。
快晴下、秩父駅から羊山公園を目指し歩き始める。市内から郊外の丘陵公園へ15分程だが、家族連れやグループも同じ方向へ歩いている。程なく丘陵麓に着き、牧水の滝があり、Aさんを案内。大正時代、若山牧水は度々当地を訪れ、秩父路の旅を詠み、その歌碑が石段上にあった。滝の水は落ちていない。手前には桐の花が咲き、近くには藤の花も垂れている。

 好きなアングルを楽しむ 急坂を上がり、公園内に入ったと思ったが、芝桜園までは距離があり、通路の端にはテントの売店も出て、祭中。入園料を支払い、園内へ。武甲山を背景にした満開の芝桜園の絵葉書を貰った。広い園内だが、少なくない見物客が出ている。目の前に広がる赤、ピンク、そして白色の芝桜が見頃。私は、好きな絵葉書と同じアングル、武甲山を入れシャッターを切った(写真上)Aさん、私程ではないようだ。初めての筈と思うが。確かに、手前の芝桜は疎らな状態。園内を半周し、芝桜にも色々種類があり、赤色がマックダニエルクッション、ピンクがスカーレットフレーム、白がオータムローズが代表的で、ブルーぽぃのがオーキントンブルーとある。

 武甲正宗の思い出 芝桜園を出て、秩父特産市会場で、売店を覗きながら空いた椅子を探し、先に席を確保して、私は飲み物、Aさんは昼飯を求める。私は、ここの会場は二度目で(13.4.27)、思い出もある。前回、地酒屋武甲正宗酒造のテントがあり、カップ酒を購入。その時、山下清画伯の放浪記”裸の大将”で、武甲正宗酒造に立ち寄り広告用行灯の絵を描いたテレビ放映を観ていたので、あれは本当にあった話しかと聞いたら、フィクションと返って来た。そんなことを思い出したが、売店に武甲正宗はなく、地酒秩父錦にした。Aさんは、家族に頼まれたと山菜を買い込み、蕗やタラの芽等をゲットした。天ぷら用らしい。
歩いて駅へ戻り、構内食堂で電車時間を調整。到着時、帰りの特急券を入手したが、遅い時間で、しかもバラバラの席。満席のレッドアロー号で池袋へ戻った。Aさん有り難うございました。帰り掛け駅売店で、武甲正宗を土産にした(写真下)。  (2018/05/10 K.K. 182/1200)

□日時 2018/4/29 □天候 晴 □交通費 2,510円 □資料 讀賣新聞「丘一面の春模様」18.4.17 □歩行距離 9km 13,000歩
「通過時間等」自宅8:15-JR巣鴨駅9:05-西武池袋駅9:20-同秩父駅11:10=牧水の滝11:20=羊山公園芝桜園11:30=秩父名産市会場12:00/12:45=西武秩父駅13:10/14:50-JR池袋駅16:25-三田線巣鴨駅16:36-自宅17:05