陣馬山から長い底沢峠を下る

 高尾駅へ向け京王線に乗車中、本日は平日と気付いた。私は、ゴールデンウィーク中のハイキング第2弾として、高尾山先の小仏峠や底沢峠を予定し、先ずは、高尾駅から小仏へバスで入ろうとしていた。自分は休みだが平日で、土日以外は疎らなバスの便が気になった。時間が合わない時は、陣馬高原行きとし、陣馬山から底沢峠へと急遽思い付いた。

 急遽和田峠から陣馬山へ JR高尾駅前バス停で、時刻表を見るとやはり小仏行きは1時間に一本で、10分前に出たばかり。処が陣馬高原行きは15分後にあり予定変更し、陣馬山から底沢峠へとする。同峠は、何故か久しぶりに歩きたいと思っていた峠で、私にはラッキーな予定変更。

陣馬高原下に着き、和田峠へ舗道をスタート。この道は、私がハイキングにのめり込む頃、2回目に歩いたコースで、山の大先輩HさんやSさん夫妻と一緒だった(94.410)。本道は、山梨上野原へ通じる昔からの峠道と知った。途中で、陣馬山への山道分岐に出会ったが、進入せず舗道を上がり続ける。峠迄どの位だったかなと思い始めた頃、杉林の中の坂道が大きく左右に振れ始め数回繰り返すと、和田峠へ上がった。休憩中のライダーと一緒に休憩。

直ぐ陣馬山と思っていたが、少し距離がある。直登の階段は避け、なだらかな迂回路にしたが、最後はきつい上りで、山頂(855m)へ出て、シンボルの白馬の像(写真上)傍で休憩。富士は望めないが丹沢から山梨方面の低山が南西に展開している。私が上京した昭和40年頃、最初にハイキングに誘われ登ったのが当山と思い出した。組合の主催で、当時の青年男女のレジャーは山や海であったと思う。

 長い底沢への峠道 底沢峠へ向け、尾根道を行く。奈良子峠、明王峠を順調に過ぎ、底沢峠。標識で距離を確かめ、相模野底沢へは約40分と見込み下り始める。二度目で(98.11.22)、前回は上りであった。急坂は覚悟していたが、記憶とは異なり狭く荒れた歩き難い径。最近の足跡がないようだ。左手の杉林の風景が珍しい上に美しく(写真下)、足を止めカメラを出した。

急な壁状の地の下りは過ぎ、派生尾根上の直線的な山道になり、予定時間を過ぎるが、左右の木立間には建物は見えないし、車の騒音も聞こえず、里が近い雰囲気はない。一本道で間違えるはずはなく、薄暗い林の中を懸命に下り続ける。次第に車の騒音が聞こえ始め、墓地の前から小集落へと出た。底沢である。コースタイム1時間とあり、遅かった訳ではない。小仏峠からの道と合わせ、相模湖駅へ3kmバス停へ1㎞とあり、遠いなと思いながら重い足を運ぶ。ハイキング帰途の中学生達と一緒になり、中央高速道路下からバス停を探す。山間から甲州街道へ出るとバス停があり、ラッキーにも5分後の到着。ベンチに座り込みバスを待った。                                 (2018/05/14 K.K.1183/1200

□日時 2018/5/2 □天候 晴 □交通費 1,120円 □資料 昭文社「山と高原地図22高尾・陣馬」1994年版 □歩行距離 20km 28,000歩
「通過時間等」自宅8:15-神保町駅8:53-JR高尾駅10:34-陣馬高原下11:15=和田峠12:15/12:25=陣馬山12:50=奈良子峠13:30=明王峠13:40=底沢峠13:55=底沢14:55=底沢バス停15:20-JR相模湖駅15:52-京王高尾駅16:11-三田線神保町17:29-自宅18:10