雨模様に、都下清瀬中里富士塚から練馬八幡神社に寄る

 手許のガイド誌「さあ、ハイキング!」(新ハイキング社編)から、“中里富士塚から滝の城址”(同誌187頁)コースを見付け、中里富士塚をチェックしていた。滝の城址は2度程訪ねている。最寄り駅はJR武蔵野線東所沢駅か西武線清瀬駅。検討の結果、東所沢駅から西武東久留米駅へ歩くことにした。

 所沢から清瀬へ 東所沢駅は意外に近く、成増駅へ出て、北朝霞駅で乗り換え1時間要しないでスタート。処が本日天候良くなく雨が降り出しそう。予定コースを変更し直線的に中里富士塚へ向かうことにする。
 駅前通りからやや強引に高台を下り、新興住宅街の中を進む。いつもの山勘で、所沢市下安松地区以外は現在地は不明であり、小さな祠和田延命地蔵の前を通ったが持参地図には見当たらない。右手へ出たら大通りで、地図では小金井街道とありそのまま清瀬へと、柳瀬川に架かる清瀬橋を渡り順調のよう。中里地区で富士塚への左折地点を探す。しかし読みが外れ、ウロウロし地元の方に教えて貰い、少し戻って到達できた。
 単独峰中里富士塚 中里富士塚は単独の塚、頂であった(写真上)。これまで訪ねた富士塚は神社境内を借りた形であったが、そうではない。しかも、開放されていて自由に登攀できる。
 案内に寄れば、中里富士塚は、1825(文政8)年丸嘉講武州田無組中里講社の講徒によって築かれ、現在の富士塚は、約9mの高さで、登山道が九十九折りに続き、一合目から九合目までの小さな石柱があるとある。私も、カメラに収めて、頂に立ち石の祠富士神社に手を合わせた。
 富士塚を後にした頃から雨が落ち始め、予定を変更し清瀬駅へ急ぐ。けやき通りから志木街道へ出て、少し歩くと駅であった。

 馬八幡に寄る 西武池袋線に乗ったが車窓に雨粒は付いていない。車中、次の寄る先を巡らし、練馬の高松八幡神社に思い当たった。これまで練馬を歩いて存在は知ったが、未訪である。
 西武練馬駅で大江戸線に乗り換え、練馬春日町駅から、環八通り沿いに歩き出す。想定の地に、想定の時間で八幡様に参拝。1064(康平7)年源頼義が前九年の役後、戦勝に感謝し八幡宮を創建したと伝えられる古社。広い境内よりも、裏の社叢に驚く(写真下)。都内の練馬とは思えない樹林帯風。駅へ戻り、駅裏のバス停で、赤羽駅西口行のバスを待ったが、少し時間があった。(2021/5/24 K.K.1393/1400)

◇日時 2021/05/05 ◇天候 曇り一時小雨 ◇交通費580円 ◇歩行距離等 10km 14,000歩 ◇資料 「さあ、ハイキング!」(新ハイキング社編187頁)
「通過時間等」自宅8:10-東上線成増駅8:40-武蔵野線北朝霞駅8:52-同東所沢駅9:05=清瀬橋9:30=中里富士塚9:50=西武清瀬駅10:32-大江戸線練馬駅10:55-同練馬春日町駅11:05=練馬高松八幡神社11:15=練馬春日町駅バス停11:46-三田線志村三丁目駅12:14-自宅12:30