最近、時々都営地下鉄大江戸線を利用している。蔵前駅から両国駅を通過し、歩く先として旧安田庭園や隅田川周辺を考えた。脱板橋・城北地区に適度な地である。旧安田庭園は一度訪ねて(07.5.27)、後に芭蕉句碑があると知った。それだけでは歩き足りず、地図から近くの社寺を探し、歩き回りたい。
出鼻くじかれる 都営地下鉄を浅草橋駅に降りた。地図から探した吾左エ門稲荷は直ぐ右先で、駅前春日通りを渡った国際通りに面している筈と上下。しかし見付からず、一旦諦めたが交差点案内版には直ぐ近くの裏通りにある表示。裏通りをまた行き来するが、それらしき建物はない。最後に地元の方に尋ねると親切に教えてくれた。細い路地裏の角に稲荷はあったが、閉鎖したらしく門には鍵が掛り、社前へは入れない。柵外から手を合わせ駅前へ戻る。行き掛けの駄賃の筈が、時間を要してしまった。次の予定は、駅前の榧寺。天正年間からある古刹で期待したが、都心では境内は狭く、それでも本堂前の一画に日本庭園がある。カメラに収め、春日通りを行く。当地は台東区で、浅草は直ぐ北側のよう。先ほどの国際通りには位置関係が混乱しかけた。
スカイツリーを眺める 隅田川に係る厩橋を渡る。橋名は蔵前にあった米を運ぶ馬の厩に由来するらしい。スカイツリーを探すと、左手先の方向にツリーの塔は青空の下静かに建っていた(写真上)。久しぶりの再会で、ゆっくりと眺め、シャッターを切る。東京タワーとは違い、美しい形状のタワーと思う。川はゆっくりと否、動かず流れはないように見える。渡り終え、左岸を下る。
庭園池端をウロウロ 再訪だが旧安田庭園の位置や入口が思い出せない。病院を過ぎ、刀剣博物館の裏と分かり、大回りし正門から入園。江戸時代からの大名庭園で、明治になって安田財閥創業者の所有になったが、現在は区立庭園であり、池を中心とした回遊式(写真下)。広くはない。入口案内図には芭蕉句碑はない。園内を一回りしたが、それらしき石碑には出会えない。スマホで検索すると、池を三周して見付けたとある。これに惑わされ、池傍に違いないともう半周程したがない。管理人らしき方に聞いたが知らないという。念のため聞いた別の方も同じ返事。諦めて、庭園を後にした。
次の予定は、隅田川を渡り返し鳥越神社のつもりで、総武線両国駅へ出て両国橋を渡ろうとしたが、思い違いで同橋は大分先と分かる。脚に疲れが出始め、中途だが断念を決断。目標への未到等が続き疲れを増したのかもしれない。大江戸線両国駅まで、550mとありこれが遠かった。地下鉄に乗ったら白河清澄駅に停まり反対方向で、今回の失敗にダメを押してしましった。(2021/3/7 K.K.1377/1400)
◇日時 2021/02/14 ◇天候 晴れ ◇歩行距離等 9km 13,000歩 ◇資料 昭文社「東京都市図36」2004年 「通過時間等」自宅12:20-大江戸線上野御徒町駅13:05-同蔵前駅13:10=吾左エ門稲荷13:30=榧寺13:35=厩橋13:40=旧安田庭園13:50/14:30=大江戸線両国線14:50-三田線春日駅15:29-自宅14:50 |