湯島天神、神田明神から神保町へ

 速いもので2月も後半である。この時期例年湯島天神の梅祭りに合わせ、旧友の活け花展があり、毎年参拝し鑑賞していた。処が今年の展示は中止と連絡があった。それでも、私は孫二人が受験で、天神様に是非お願いしたいし、境内の梅の花も見頃と思う。折しも購読紙に、“我がまち再発見東京・湯島編”(読売夕刊2.4../18)を見付けた。

 春日局菩提寺へ 大江戸線本郷三丁目駅をスタートし春日通りの坂を下る。最初のポイントは、左手にある麟祥院。春日局の菩提寺で像と墓があると知った。東大龍岡門への通りを越した先に、像(写真上)と山門があった。
 境内へ入らせて貰い、墓前へ。お局様墓へは案内があり、墓参者が多いのだろう。軽く手を合わせカメラに収めた。都心とは思えない自然の中の静かな境内、墓園。像は、以前春日駅先富坂左手の公園内にあり、某大学後楽園校舎へ講義に通う時見ていたと思う。

 湯島天神に祈願 表参道から湯島天神境内へ。梅祭り開催中だが、屋台も閉店中のようで、人出は少ない。先ずは天神様に合格祈願。なんと神殿の拝殿前には私一人。例年は長い列で最前列へ出るのに大変なのに。二人の孫をしっかりとお願いした。白梅は咲き開き大半は見頃(写真中)で、2.3度シャッターを切る。男坂下に復興地蔵を探し、頭を垂れた。関東大震災があった日前後に法要が営まれるとある。
 中坂から三組坂を通って蔵前橋通りへ出る。反対側に神田明神裏参道を見付け、急階段を上がって明神様へ参拝し、こちらではコロナ退散もお願いした。裏手にテレビドラマ銭形平次記念碑があった。表門角が甘酒天野屋。今回の新聞紹介で知ったが、地下にある麹用土室がテレビ旅番組で見たのを思い出した。隣の小路に旧中山道の表示があり(写真下)、ここが本当の旧道かと続く先を確かめ、カメラを向けた。

 駿河台の思い出 聖橋は近く、私が若い頃通った駿河台へと向かう。お茶の水駅、ニコライ堂を右に見て坂を下る。ここで幼馴染に偶然出会ったことがあった。多分土曜日の午後授業へと歩いていたら、向うから名前を呼ばれ、私も分かり、二つ下のよく遊んだ近所の後輩。それ以来50年以上過ぎてしまった。母校の記念館を探したが記憶違いで見付からず、太田姫稲荷前から明大通りを左折し靖国通りを渡り、三省堂書店裏のすずらん通りを歩く。学生用飲食街と呼ばれていたが、在学時代覗いたことはなく、卒業後友人と2.3度入店した。裏の狭い小路から喫茶店さぼうる前を過ぎ、三田線神保町駅へと歩いた。
 神頼みの効果があったのか、その後二人とも合格したと連絡があった。お礼参りは一年後となろう。(2021/3/13K.K.1378/1400)

◇日時 2021/02/19 ◇天候 晴れ ◇歩行距離等 8km 11,000歩 ◇資料 「我がまち再発見東京・湯島編」(読売夕刊2.4/2.18)、昭文社「東京都市図35」2004年「通過時間等」自宅9:20-大江戸線春日駅10:00-同本郷三丁目駅10:05=麟祥院10:20=湯島天神10:30=神田明神11:00=聖橋11:10=太田姫稲荷11:20=すずらん通り11:35=三田線神保町駅11:45-自宅12:20