鎌倉亀ヶ谷坂切通、化粧坂から佐助稲荷神社へ歩く

 鎌倉のハイキング資料を貰っていた。古都鎌倉は鶴岡八幡宮を中心とし、低山だが三方山々に囲まれ、寡っては七つ口と呼ばれる切通のみで出入りをする天然の要害を備えていた。古刹と併せ、ハイキングコースが多く、これまでも歩いている。北鎌倉駅から亀ヶ谷坂切通、化粧坂、銭洗弁財天そして、佐助稲荷を巡ることにした。資料提供の鎌倉在Wさんが同行してくれることになった。

 亀ヶ谷坂、化粧坂 JR北鎌倉駅に着くとWさんが待っていてくれた。横須賀線と並行する大通りの端を鎌倉中心街へ向け、スタート。右手に葛原が岡コースの案内があったが我々は直進を続ける。上町バス停を過ぎ、長寿寺先で右折し、亀ヶ谷坂へ入った。狭く静かな坂道だが、両側に崖が迫り切通は歴然(写真上)。Wさんは初めての地という。案内があり、横須賀線高架下から住宅街の途中で左折し、化粧坂へ。一度歩いている(05.7.8)が初めて見るような風景。

 私はザックからストックを出し、坂に挑戦。石が浮き出た狭く険しい坂で(写真中)、石は馬での敵侵入阻止にワザと残置してあると歴史資料で読んだことがある。坂は短く、上がることが出来た。Wさんはすいすい付いて来た。彼女は皇居一周していたランナーであった。
 源氏山公園で休憩。頼朝像には久しぶりの再会である。私は義経贔屓で、頼朝の印象は良くない。頼朝に疎まれ追われ、平泉から八戸、竜飛崎から蝦夷へ渡ったという義経伝説が今でも残り、最後は大陸へ渡りチンギスハンになったという小説(1958年高木彬光著)も読んだことがあるとWさんに話してしまった。

 銭洗弁財天、佐助稲荷神社 坂上へ出て大仏へのコースだが直ぐ左折すると銭洗弁財天で、洞窟を潜り社殿に参拝。頼朝縁の社という。孫の合格祈願をした。左手の窟屋には清水が出ていて、笊に札を入れ本当に銭洗いをしている人がいた。
我々は境内を出て佐助稲荷へ、Wさんには山勘と言いつつ近道をする。紆余曲折したが右手に朱の連続する鳥居が見え(写真下)、長い坂の参道を上がり切ると稲荷神社。また社殿前で手を合わせた。こちらも頼朝に縁があるらしい。
 坂を下って大通りへ出ると、Wさんが土地勘を取り戻し、彼女の案内で、トンネルを抜け市役所横へ出て、鎌倉駅であった。駅内レストランで昼食し、麦酒でコース踏破に乾杯した。Wさんいろいろお世話様でした。お陰様で、次に1500回を迎えることになり、感謝です。(2023/3/11 K.K. 1499/1500)

◇日時 2023/2/18 ◇天候 晴れ ◇資料 「鎌倉観光案内図」令和3年7月、㈱ウオレック「鎌倉遠足」5版 ◇交通費 1280円 ◇歩行距離等 14,000歩 10㎞
「通過時間等」自宅7:55-京急三田駅8:54-横須賀線横浜駅9:33-同北鎌倉駅10:00=亀ヶ谷坂10:20=化粧坂下10:35=源氏山公園10:45=銭洗弁財天11:05=佐助稲荷神社11:20=鎌倉駅(昼食)12:38=京急横浜駅13:11-三田線三田駅13:45-自宅14:40