都心平河町から濠端を桜田門へ歩く

 購読紙木曜夕刊の“我がまち再発見”は毎週楽しみなシリーズである。現在の私に最適なアウトドアガイドで、これまでも数度紹介コースを歩いている。今回は、東京・半蔵門コースが掲載された(23.10.12讀賣夕刊)。特に、平河天満宮が目に付いた。当社参拝を中心にマイコースを描いた。
 神保町駅から半蔵門線に乗り永田町駅に降りて、複雑な迷路を思い出した。赤坂のプリンス通りへ出たいが、これが大回りした上に南北線ホームを端から端まで歩き改札を出て、山勘で上がった先が偶然にもプリンス通りで、ラッキーであった。

 永田町駅から平河天満宮に参拝 両側にホテルがあるビジネス街と思う。直ぐ、赤坂プリンスクラッシックハウスで、西洋邸宅風のホテルが建っている(写真上)。現在もレストランとある。見上げてカメラに収めた。通りを直進し、初めてのような風景が続く。日本テレビがあった麹町はこの辺りだったろうか。
 平河天満宮を目指し右折して、右側通りを覗き、坂を下ると鳥居があった(写真中)。都心にしては広い境内。伏せた牛の像が左右にあり、本殿前で参拝。由緒書きによれば、太田道灌が江戸城内に創建したが、秀忠が当地に移したという。鳥居には空襲の痕が遺るとあり、確かめた。 

 国立劇場から濠端へ ガイドにある有名天ぷら店があったが、開店前。半蔵門は省略し、国立劇場へ。外観は正倉院の校倉造だが、老朽化で建て替えすると、先日テレビの“笑点”で知った。裏から正面へ回る(写真下)。私には縁のない劇場だが、一度だけ旧職場の観劇会に入場した。家内と一緒で30年も前のこと。
 内堀通りを渡り、濠端を下る。右手が最高裁裁判所。ここは思い出がある。旧職場時代上告案件があり、指定代理人に名を連ねた。口頭弁論が開かれ、裏門から小法廷傍聴席に入った。予定通り上告が容れられ、勝訴した(13.7.6判決 パームスプリングスポロ事件)。

 櫻田門、日比谷公園 濠を眺めながら下り続ける。広い江戸城の内濠には、水鳥が浮き、大きな白い鳥は白鳥だろうか。右手に警視庁が見え、桜田門へ左折。外門から桝形に沿い内門へ。久しぶりだが重厚な門構えは健在。平日なのに皇居一周のランナーも見受けられる。
 城外へ出て、日比谷公園へ。若い頃から馴染み深い公園だが、すっかりご無沙汰。端を通り抜け三田線日比谷駅へ降りた。日比谷公園でも、野菜や果物販売のテントが張られ、野外生け花展のような催物が行われていた。(2023/11/15 K.K.1532)

◇日時 2023/10/25 ◇天候 晴 ◇資料 「我が町再発見 半蔵門編」23.10.12讀賣夕刊、 ◇交通費 180円 ◇歩行距離等 10,000歩 7㎞ 
「通過時間等」 自宅8:40-半蔵門線神保町駅9:28-同永田町駅9:50=プリンスホテルクラッシックハウス9:55=平河天満宮社10:10=国立劇場10:25=櫻田門10:50=日比谷公園11:00-三田線日比谷駅11:16-自宅12:00