都内荒川の遊園から尾久駅を巡る

 都内唯一になった都電の荒川線は、区立あらかわ遊園前を走っている。処が長い間休園であったが、新装開園したことを知った。孫と一緒に遊ぶわけではないが、都電で前を通る度気になっていた。日暮里へ出掛けた際、確かめようと思った。前夜テレ東のアド街ック天国で、あらかわ遊園地を特集していた。

 熊野前駅から 都営舎人線で熊野前駅に降り、スタート。舎人線と都電荒川線が立体交差していて、荒川線沿いに歩くと宮ノ前駅の右手が尾久八幡神社で、立ち寄り参拝。隣の厳島神社にも軽く挨拶した。
 都電の走る通りに戻り進むと、割烹熱海があり、昨夜テレビで観た老舗料理店。小台駅を過ぎると荒川遊園前駅で、いよいよあらかわ遊園。入口通路には色とりどりのバラの花が咲き美しい。

 あらかわ遊園 遊園前には、子供連れが列をなして並び、頭上には観覧車がゆっくり動いている。ゴンドラには人影がある。私は、カメラアングルを探しながら外側を歩く。プールを過ぎ、遊園を覗くと子供を乗せたポニーが係員に引かれている。待っている子供達も多い。観覧車へ向けシャッターを切った(写真上)。

 裏側は隅田川で、川端に猫に餌をやっている若夫婦がいて、野良ではなく地区猫と教えてくれた。我が家近くの野良ちゃんは団地ネコかなと思った。
 隣の舟方神社に寄り、また荒川線へ出て、JR尾久駅を目指す。踏切で、少し待って都電の通過を眺めた(写真中)。私の上京時は23区内主要道路を縦横無尽に走り、それなりに便利で利用していた。現在はこの荒川線のみとなってしまった。道路ではなく、殆どは自前の専用敷地を走るからであろう。

 JR尾久駅で乗車 西尾久通り両側は平屋と商店街で、下町である。地名は“おぐ”だが、駅名が“おく”なのは知られた話か。尾久駅北口から駅前へ出て、正面は小さな駅舎(写真下)。当駅は、現在では宇都宮線、高崎線が停車する。それも上野駅経由の電車のみ。急遽、ここで尾久駅から上野駅へ乗車を決意。通過したことはあったが乗降したことはなく、初めての経験。ホームに上がると下り線の先は広い、広い尾久の車両基地で、多くの引っ込み線が列をなしている。山手線田端駅や京浜線上中里駅との間であろうか。到着した電車に乗車し、上野駅迄は一駅。上野駅から、大江戸線上野御徒町駅迄歩いて歩き足りない分を補った。(2022/6/3 K.K. 1454/1500)

◇日時 2022/05/22 ◇天候 晴れ ◇交通費 170円 ◇資料 都営交通「ちいさな電車でおさんぽ日和」2019.1版 ◇歩行距離等 11,000歩 8㎞ 
「通過時間等」自宅11:10・・・舎人線西日暮里駅12:50-同熊野前駅13:05=尾久八幡神社13:10=あらかわ遊園13:30=舟方神社13:40=荒川線西尾久踏切13:50=JR尾久駅14:03-同上野駅14:10=大江戸線上野御徒町駅14:27-三田線春日駅14:37-自宅15:10