都内江戸川区旧中川沿いを歩く

 花見時期は過ぎ去った。これまで都内で早咲き桜河津桜が咲く、江戸川区の旧中川を二度訪ねたが、歩き残したコースを思い出した。一度は旧中川沿いを下り、都営新宿線大島駅へ出た(15.3.19)。次は隣の亀戸公園を巡った(21.2.28)。その時のコースガイド誌を眺めたら、総武線平井駅の西方を歩いていない。社寺が多い地区である。

 平井駅から平井橋を渡る 今回は、三田線でJR水道橋駅へ出て総武線に乗り、平井駅に降りて西口からスタート。初めての地で、方向さえ危うい。ガイド誌を見て、大通り蔵前通りを渡って町屋の間を行くと、早速諏訪神社の案内があり、右折し参拝。広い境内で富士塚の案内があるが、富士塚には見えない。すぐ先が平井聖天の燈明寺で、立派な寺院が建っている。庭には濃紅のボタンが咲いていた。
 戻って、旧中川に架かる平井橋を渡り、墨田区へ入ったよう。ガイド誌に従い右折すると北向地蔵があり、その奥に白髭神社があった。
 この辺りに大正民家園がある筈とキョロキョロすると、右手小路の奥がそれらしい。処が開園時間とあるが路地口に鍵が掛かっている。諦め掛けた時、開いて入園。旧農家とあるが敷地400坪で立派な庭園もあり、名主宅とも見える(写真上)。移築ではない。庭を眺め、カメラに写し通りへ戻った。

 平井さくら公園 平井橋を渡り返して、川沿い左岸を上り、直ぐ通りへ出て安養寺を探す。幼稚園の先が寺で、山門もある古刹のよう。本堂前へ進み挨拶。こちらの富士塚はそれらしい塚でカメラを向けた。小路へ入ったが一本手前の角に、次の天祖神社があった。簡単に手を合わせ、路地を右往左往して、平井さくら公園に着き、ベンチで休憩。藤棚がありもう花が咲き連なり(写真中)、シャッターを切った。上品な花である。

 旧中川から荒川へ また通りを渡り商店街の裏へ出ると旧中川で、木下排水機場という荒川との水門(写真下)。川沿いに道は続かず一旦大通りへ出ると団地がありその先が荒川と分かり、堤防へ上がる。荒川河川敷は広く、その中央部が流れ。反対側へ振り返れば、スカイツリーが見えた。前方の鉄橋は総武線で、電車が通過している。
 蔵前通りの下を過ぎ、鉄橋高架下で時計を見ると、予定より20分程遅れている。ガイド誌コースはまだ続くが、ここで、平井駅へ右折した。3分2以上は歩いたと思う。(2023/5/5 K.K.1505)

◇日時 2023/4/11 ◇天候 晴れ ◇資料 多摩雪雄「旧中川沿路平井散策」新ハイキング677号68頁 ◇交通費360円 ◇歩行距離等 15,000歩 11㎞
「通過時間等」自宅8:40-JR水道橋駅9:30-同平井駅9:45=諏訪神社9:55=平井聖天10:00=白髭神社10:15=大正民家園10:20=安養寺10:40=平井さくら公園11:05=木下排水機場11:15=総武線高架下11:50=JR平井駅12:06-三田線水道橋駅12:28-自宅13:05