道を誤り大回りし甲州街道吉野宿へ

今春甲州古道を上野原駅から相模湖駅を歩いた(17.3.17)が、吉野宿から相模湖駅へは現甲州街道を歩いてしまい、満足のいくハイキングではなかった。リベンジに、今回は相模湖駅をスタートし残りの甲州古道を歩き吉野宿を目指したが、また道を誤ってしまった。

 甲州古道へ突入 12時5分、現甲州街道と同古道の分岐を山側の古道へ入った。直ぐ古道の標識があり、進むと車止めのゲートに出会いやや不安になり、対向して来た作業車の運転手に、”吉野宿”へ出られるかと尋ねると、肯定してくれた。山中を奥へ奥へ歩き、並行する沢も狭くなり流れが急になって来た。林道も次第に細くなり、甲州古道も現在ではこんなもんかと思いながらも前進する。約30分程で林道が橋手前で行き止まりとなり、藪中の山道があるが明王峠への標識。資料を確かめると橋を渡り山道への記述に合い、そのまま山道を上がり続ける。吉野宿からも明王峠へ上がるコースがあり、その途中へ出るのだろうと想定。下る高年ハイカーに出会いまた尋ねると吉野宿へは大分下ると教えてくれた。山坂は急になりジグザグを繰り返し足を止めながらも、上がり続ける。

此処は何処 13時に上がり切ったが現在地不明。売店跡(大平小屋跡か)があり、切り株椅子で休憩し地図を睨めるが、分からない。隣で休憩中の婦人ハイカーがアドバイスしてくれ、明王峠への途中というが現在地は要領を得ない。明王峠へ向けリスタート。反対は与瀬神社とあり戻ってしまう。直ぐ、矢ノ音の標識があり、ようやく理解出来た。明王峠から吉野宿への途中で、峠寄りと思う。急斜面を喘いで矢の音のトップ。吉野宿への案内があり、一転し歩きやすい山道。一度歩いたなと思いながら、下り続ける。栃谷への分岐に至り、二度目を確信(98.11.22)。林道を下ると中央高速の騒音が聞こえ出し、集落へ出て、奈良本だろう。

 大回りし吉野宿 集落中程の左手の道路が甲州古道で、此処へ出る筈であったか。更に下り続け、中央高速の長い陸橋を渡ったが、吉野宿迄は未だ距離があった。15時にようやく現甲州街道へ至り、左手を見ると、前回覗いた吉野宿の案内所「ふじや」。その向かいが本陣跡で、カメラに収めた(写真上)。

先に与瀬神社から孫山へ 今回は最初から順調ではなく、相模湖駅を10時30分過ぎスタートして直ぐ躓いた。与瀬神社を通り越して仕舞い、戻って明治天皇休息地の碑を確かめ神社へ参拝した。その後裏山孫山(548m)へ登り、最近怠っている山歩きをしようと小山の中腹を往復。結構急坂で、足慣らしには充分以上の山歩き。山頂から眺めた相模湖は前日までの雨で、土色に濁っていた(写真下)。結果として、孫山往復は余計であった。

吉野宿ではバスを待ち、相模湖駅へ戻る。また不十分な古道歩きになってしまったが、これで吉野宿、与瀬宿間は歩いたことにしようと思う。             (2017/11/07 K.K. 1143/1200)

◇日時 2017/10/26 ◇天候 晴 ◇交通費 1,340円 ◇資料 JR東八王子支社「甲州古道ウォーキング相模湖駅→上野原駅」 ◇歩行距離 18km 25,000歩
「通過時間等」自宅8:00-新宿線神保町駅8:44-JR高尾駅10:18-同相模湖駅10:35=与瀬神社11:00=孫山11:20=与瀬神社下11:55=甲州古道分岐12:05=大平小屋跡13:00=矢ノ音13:30=奈良本14:30=吉野宿15:05/16:06-JR相模湖駅16:21-京王高尾駅16:44-三田線神保町17:55-自宅18:30