見頃な紅葉を眺めながら箱根大涌谷へ

 私の山歩き里歩きは最終章に入り、山歩きは困難となって、ロープウェイのある山へ上がり、山歩きの雰囲気を味わうのはどうだろうか。高尾山や御岳山の外、首都圏の山々にもロープウェイのある山はある。昨年の谷川岳天神峠では谷川岳を展望した。今回は、箱根の大涌谷から早雲山へロープウェイを利用し上がることにした。

 紅葉眺め空中散歩 ロープウェイ駅のある桃源台へバスで入った。ススキに囲まれた仙石原を通って、山坂を上下し芦ノ湖畔にある桃源台へ。遊覧船には乗ったことはあるがロープウェイは初めて。北海道の孫達と芦ノ湖遊覧したのはもう5年前か。周囲の紅葉は美しい時期を迎えているようだ。
 桃源台駅から乗ったのはゴンドラ型で、空中散歩である。山麓に散り広がる色付いた樹々を見下ろしながら上がる。左奥の山は台ヶ岳だろう(写真上)。紅葉に包まれている。車窓越しにシャッターを切った。姥子駅を経由し、大涌谷駅に着いた。

 大涌谷 大涌谷は、2016年の火山活動の激化で立ち入り禁止されていたが、現在は解除され、多くの観光客が出ている。私も柵へ近づいて谷を眺めるが、昔見た大涌谷風景と変わらない(写真下)。唯工事中で整備の跡が見える。早雲山は近くかなと思ったが違っていた。ロープウェイで更に一駅先と分かったのは、大分後のこと。ロープウェイチケットに掲載されていた。そそっかしさが出てしまった。子供頃からの性格がまたである。

 駅伝コースを下る バス停を教えて貰い、湯本駅行きに乗車。バスは山麓の紅葉の中を走った。上湯や下湯があり、箱根も未知のルートで、早雲山駅傍も通った。小涌谷へ降りて、ようやく土地勘を取り戻した。
 東海道だが、私には箱根駅伝5区、6区のコース。少し下ったカーブの地点は、兄夫婦達と駅伝応援をした地で、空き地にコンビニが出来ていた。正月の寒い中、3,4回は応援したと思う。数年来シード落ちが続いていたが、今年の母校は復活の兆しが見え始め、上位を期待している。山形の兄はもう年齢的に上京するのは無理だろう。お互いにテレビ観戦である。私は、小田原から5区を芦ノ湖畔迄歩き通したことがある(15.4.18・19)。
 バスは、宮ノ下温泉街から大平台ヘアピンカーブを過ぎて、カーブの連続。急ブレーキの際席から飛び出さないように注意の案内があった。私はランナー目線で見てしまい、特に6区の下りはこんな急な下りの連続かと実感してしまった。塔ノ沢となり、函嶺洞門を右に見て、平地となって箱根湯本駅であった。
 今回は、早雲山へは辿り着けなかったが、紅葉を楽しみ、箱根駅伝山下りを実感して、小田急線で帰京した。(2022/11/29 K.K. 1482/1500) 

◇日時 2022/11/07 ◇天候 曇 ◇交通費 4,080円 ◇資料 「箱根GUIDE MAP」◇歩行距離等 6,000歩 5㎞ 「通過時間等」 宿泊先8:30-桃源台駅9:05-大涌谷駅9:35/10:02-箱根湯本駅10:50-小田急小田原駅11:15-都営新宿駅12:54-三田線神保町駅13:10-自宅13:45