今年も同業者グループの会合が修善寺温泉で開催され参加した。夕方の集合時間前にハイキングを企て、伊豆長岡にある葛城山から発端丈山とし、駿河湾越し富士山の秀麗を期待した。
葛城山頂から天城山を遠望 伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅から乗ったバスを市役所前で降りて、ロープウェイ駅へ。立派な温泉駅が見付かりゴンドラに乗って一気に葛城山山頂へと上がった。右手に海は望めたが富士は雲の影で姿がない。頂上(452m)を経由し展望台へ立つと、東の空には天城連山が横たわっていた。一昨年、同じ会合が伊東温泉であり翌朝天城山中へ入り縦走したことを思い出した(10.6.5)。山頂の先に発端丈山へのルートが見当たらない。先程入手したマップで確かめると戻って下るとあり、縦走コースではなかった。山道を下りながら、荒れた狭い道にザックからストックを取り出した。途中で出会った方によれば、一旦下ってみかん畑道を行った先に登山口があるという。
葛城山の中腹で舗道へ下り奥へと進むと、標識と狭い上がり口があった。僅かな坂を過ぎ林の中の尾根道となるも展望はない。歩きやすいコースだが、時々崩落箇所があり迂回の表示を見る。日時が経っているのか迂回路も今では踏まれた普通の山道になっている。小さな峠に至り益川峠。草の上に腰を下ろし昼食を取る。発端丈山コースへ入ってからは人影がなく、寂しい位だ。
発端丈山を越しビューポイントを探す 峠からは上りの急坂が始まる。いつものようにゆっくりと一歩、一歩と上がり続ける。左手に密林が現れ亜熱帯系の樹林地帯を感じカメラに収めた。北国育ちには珍しく異国の地さえ思わせる。躑躅の朱花に癒されながら行くと、林が切れまた天城の山々を遠望する。程なく発端丈山へ登頂(407m)。葛城山はよく見えるが駿河湾側には林が遮っている。ガイドブックにはもっと先が展望地とあった筈と、少し下り二俣で左手海側へ出ると、駿河湾が覗けた。案内通りの風景が広がり、手前の島は淡島である。これが当山自慢のビューポイントに違いないとシャッターを切った。
富士は姿を見せなかったが駿河湾展望に満足しUターン。帰路は益川峠へ下り、益川寺経由し伊豆大仁へと出る。山中の益川寺は空海創建の古刹で、軽く参拝。途中雄飛の滝の案内に惹かれ滝を往復する。谷川に中規模の滝が静かに落ちていた。
その後は延々と大仁を目指し車道を歩く。市街地へ戻り、疲れを感じながら狩野大橋を渡った処で、修善寺行きバスに出会い、手を挙げると止まってくれた。客一人の専用バスで、今夜の宿泊先修善寺温泉へと向かった。(12/5/18 116)
追記 10年以上ぶりに本記録を読んで、思い出したのは山頂手前の密林地帯で、それも亜熱帯系であっと思う。それから大仁への入口でバスに出合い乗せて貰ったことも嬉しい思い出てとなった。

