JR東海道本線沿線を歩くことにした。とは言っても小田原手前で、湘南の地である。大磯の東海道には松並木が遺り、一度歩いたことがあって(99.12.8)、その印象が残りもう一度である。平塚にある八幡宮にも寄りたい。駅から近いと知る。そして、茅ヶ崎の寒川神社は古社で、相模一之宮である。
大磯駅から松並木を往復 小田原駅から乗った東海道本線を大磯駅で下車。先ほど車窓から松並木を確かめた。駅前を右手へ進み、東海道へ出て側道を行く。左手に松の木が見えて近づくと大磯町役場付近で、もっと先だろう。20年も前のことで記憶が薄い。大磯中学校前を過ぎると、松の木が見え始めた。カメラを出し歩き続ける。
街道両側に松の木はあるが、もう並木を形成しているとは見えない(写真上)。歴史を刻んで、生き残りの松達なのであろう。アングルを探す。大磯の松並木に最初に会ったのは、中学の修学旅行時で、箱根強羅温泉を往復した際であった(1959(昭和34)年3月)。そして、正月の箱根駅伝4区、7区のコースで、テレビでも時々眺めている。東海道旧道は狭く、並木の外側に道が設けられて、現在では、上りと下りの街道が並行している。旧吉田茂邸は少し先だろう。
駅へ戻りながら、当地の旅館に宿泊し箱根駅伝を応援したことを思い出した。1月3日の復路7区で、一度は兄夫婦と、もう一度は娘夫婦と一緒であった。箱根に宿泊先が確保できず、当地の知り合いに紹介して貰った。目の前をランナーたちは通過したが、速かった。母校の活躍を期待しているが、エースの復調がカギのようである。
平塚八幡宮は大社 東海道本線を平塚駅に降り、駅前案内図で確かめ、八幡宮を目指す。平塚のこの辺りは初めての地。ネット情報では近いとあったが、駅前大通りを直進するがなかなか見えない。三叉路に架かる歩道橋が宮前とあり、ようやく着いた。
意外にも大きな神社で、大鳥居から池に架かる橋を渡る長めの参道を進み本殿前へ至り(写真中)、手を合わせた。広い境内には樹木が生茂り、小社が並び神馬もいて厩舎もあり、幼稚園も併設されている。社伝では仁徳天皇68年(380年)創建という。
境内を一回りして、駅へ戻る。歩道橋は避け、右手信号のある交差点を渡り、商店街を通り平塚駅であったが、脚に疲れが出始め、茅ヶ崎の寒川神社は止めにして、東海道本線に乗り続け新橋駅へとした。実は昨日も箱根仙石原でススキ草原を歩いていた(写真下)。その所為であろうか。年齢には勝てない。残念である。(2023/11/24 K.K.1533)
◇日時 2023/10/30 ◇天候 晴 ◇交通費 2,710円 ◇昭文社「箱根駅伝丸ごとガイド往路4区」35頁 ◇歩行距離等 13,000歩 9㎞ 「通過時間等」 宿泊先8:00-JR小田原駅9:16-同大磯駅9:40=東海道松並木9:55=JR大磯駅10:25-同平塚駅10:35=平塚八幡宮10:45=JR平塚駅11:15-同新橋駅12:32-三田線内幸町駅12:45-自宅13:25 |