冬から初春の花は水仙である。この時期に咲く花は少なく水仙が唯一と言っても良い。これまでも水仙の花を求め巡り歩いたが、中々盛花には出会えない。昨年訪ねた城ヶ島も、遅かった(17/1/22)。本年は、内房保田の江月水仙ロードをチェックしていたが、厳しい寒さの日々が続き、暖かい日を選んで出掛けた。
遠い内房保田 千葉の内房保田は遠い。東京駅から京葉線に乗り、内房線蘇我駅、木更津駅で乗り換え保田駅に降りた時は11時を過ぎていた。一週間前都内は大雪が降り我が家周辺はどっさり残っているが、京葉線の車窓からはビルの陰にも雪は見えなかった。
保田駅前案内所で尋ねると、水仙はもう遅く奥へ行けば残っているとのこと。出鼻を挫かれたが、スタートし保田神社に挨拶して、保田川を権現橋で渡り三叉路を、山側へ左折すると水仙ロードに入ったようである。当地は天候は良く、風もなく、寒さは感じない。流石温暖の内房の先である。
遅かった水仙の花 やはり水仙はポツリポツリと各家の入口周辺あるが元気がないように見える。栽培ではなくて自生のよう。そんな水仙を眺めながらも奥へと進む。菜の花畑があり、こちらの方が見応えがあり、カメラを向けた。左手の山裾一面に水仙が咲いているが、お終いの時期で今一の模様(写真上)。道端には僅かだが、首上げて咲いている花もあり(写真中)、選んではシャッターを切る。ご夫婦の鑑賞者も見受けられ前後になりながら、水仙ロードを行く。山の斜面には茎が揃って倒れている水仙もあり、先日の雪の所為のようだ。坂道に掛かり、右手下の土手一面に水仙の花はあるが、白い花は終わりに近く皆下を向いている。
水仙広場があり直売所が出ている。帰りに寄ろうと奥へ進み、山間の二叉の道を左へ採とるとまあまあの水仙に出会い、ここからかと思ったら私有地で通行禁止とあった。広場へ戻って、テント内で休憩。売店の話しでは、見頃は今年は速く今月10日頃であり、雪は降ったが翌日に消えたという。パンと甘酒で昼食とし、土産にポンカンを求めるとザックが重くなった。帰りに見た道沿いに咲く水仙は、少し元気を得ているよう。太陽が真上に来て暖かくなったからか。
原岡桟橋を往復 保田駅へ戻り、内房線下りに乗って富浦駅へ向かう。先日テレビで、原岡桟橋が紹介され興味を惹いた。富浦駅から海岸は近く10分程で浜へ出ると左手が桟橋で、見物者がいる。私もザックを浜に置いて桟橋を渡る。木製の桟橋が売りと思ったが長い桟橋のほんの一部が木製(写真下)。低く狭い桟橋で海水がすれすれ迄あり、怖い位。100m弱の桟橋往復し、景色を眺めたが、変哲のない小湾。海水浴に適しているようには見える。朝夕の富士のビューポイントとして有名になった桟橋と再認識し、富浦駅へ歩いた。(2018/02/10 K.K. 1162/1200)
□日時 2018/1/29 □天候 晴 □交通費 3,430円 □資料 鈴木一雄「江月水仙ロードから笑笑の湯」新ハイキング651号109頁 □歩行距離 14km 19,000歩
「通過時間等」自宅7:45-JR東京駅8:52-同蘇我駅9:46-同木更津駅10:28-同保田駅11:10=保田神社11:20=江月水仙ロード11:30=水仙ひろば12:10/12:20=JR保田駅13:16-同富浦駅13:30=原岡桟橋13:40/14:00=JR富浦駅14:46-同千葉駅16:42-同錦糸町駅17:32-大手町18:00/19:50-自宅20:30