箱根旧街道を歩き杉並木へ

 箱根宿泊の会合へ参加し、私はハイキングも予定。天候が気になりネットで調べると、翌日は良くない予報。最近の予報は当たるから、前日歩くことにした。夕方以降がメインの会合だから、17時迄チェックインすれば良い。小田急線車中で地図を広げ、箱根旧街道を甘酒茶屋から元箱根へ出て杉並木を歩くコースにした。

  甘酒茶屋をスタート 箱根湯本駅に降り昼食を済ませ、旧街道を走るバスに乗車。大分前だが、湯本から旧街道を歩き旗宿は越したが七曲り坂で難渋しリタイアしてバスを待ったことがあった(04.12.13)。研究会メンバーのMさんと一緒であった。今回は、その残りを歩きたい。バスは旗宿を過ぎ曲がりくねる急坂を上がり、甘酒茶屋前に下車した。茶屋は、江戸初期創業で13代続くという。
茅葺きの薄暗い茶屋を覗いて、バス通りをスタート。裏に旧道がある筈ではと林へ近づいたが見付けられなかった。舗道を行くと直ぐ旧街道入口があり石畳の道へ入る(写真上)。石畳は歩きにくく、平らな側溝の部分の方が歩きやすい位。結構な上り坂でゆっくりと上がり続ける。真冬なのに寒くはなく、上下するグループと行き交う。歩きながら、一度反対側から越したことを思い出した。帰宅後調べると駅伝往路6区応援の帰り(09.1.3)と分かった。

 箱根馬子唄の碑 峠を上がり切り、緩やかな下りになる。箱根旧街道の最高地点は、当地ではなく先の箱根峠で(846m)、三島へ下り始める峠である。直ぐ右手の小さな広場に石碑があり、箱根馬子唄の碑。”箱根八里は馬でも越せるが・・・”は私も知っている。右手背後には二子山が迫っている。石畳の旧道は、大通りと交差したが、そのまま石畳の権現坂を下る。前方に芦ノ湖の湖面がちらつき始め、江戸時代の旅人達も、難所の峠を越したとホッとした地とある。私は初めての道で、反対側から歩いた時は大通りから旧道へ入ったのであったろう。

 杉並木を歩く 石畳道が終わり歩道橋を渡ると杉並木があった。杉並木は数回歩いているが、当地は初めてで、杉の太さは変わらないが道は狭い(写真下)。杉並木は先へ続くも右折の指示があり、現街道へ出てしまった。住宅街が迫り旧道は寸断されているらしい。
少し歩いて元箱根港、美術館前を過ぎ、また旧道の杉並木が始まった。これまで数回歩いた有名な旧道杉並木で、先程より道幅はある。”箱根八里”の唱歌を歌いながら歩いたのは従姉妹達とであったろうか。かぼちゃ会メンバーとであったろうか。
杉並木を抜け恩賜公園から関所跡、そして箱根駅伝記念碑へと歩いた。昨夏、北海道の孫達と訪ねたばかり。今回も、駅伝ゴールポールを確かめ、バスターミナルで、宮の下へのバスを待った。翌日午後は大雪になり、予報は大当たりであった。             (2018/02/02 K.K. 1161/1200)                                                  

□ 日時 2018/1/21 □天候 晴 □交通費 3,810円 □資料 昭文社「山と高原地図19 箱根」1994年8月 □歩行距離 14km 19,000歩
「通過時間等」自宅9:20-小田急新宿駅10:20-同湯本駅(昼食)12:40-甘酒茶屋13:07=箱根旧道入口13:20=箱根馬子唄碑13:40=杉並木入口13:50=杉並木14:10=バスターミナルバス停15:35-宮の下バス停16:26-仙石案内所バス停16:50-宿泊先16:55