白鳥を眺めた館林多々良沼

 ハイキングガイドの中から、未訪の「多々良沼」が見付かった(東武鉄道「みちしるべ」平成15年、141頁)。白鳥が渡来する沼とあり、グッドタイミング。東武伊勢崎線で館林駅の一つ先多々良駅起点のコースである。伊勢崎線も奥の赤城と日光線分岐の中間にあり、見逃していたのであろう。ネットでも、現在滞在白鳥の数が70羽とある。天気予報も調べ、暖かい日を選んだ。

 多々良沼白鳥見学へ JR宇都宮線を久喜駅で東武伊勢崎線に乗り換えた。途中昨夏の甲子園優勝校のある花咲駅を通過。館林駅の次多々良駅に降りると、予報通り快晴無風の良い天気。駅前案内板で多々良沼を確かめ歩き出す。駅前から田舎街通りを右折すると田園地帯。広い関東平野のど真ん中で、南西の山々は奥武蔵から外秩父の低山か。県立美術館方向へ歩き、多々良川に架かる日向橋から川沿いに下ると沼が見えだし、意外に大きい沼。案内所があり、込み合う中、パンフを得て、白鳥の居場所を教えて貰う。ガバ沼と弁天神社先の2箇所にいるという。右手先のガバ沼へ向かう。距離があるが、前方の見物者達の動きから沼の位置と距離が分かる。葦原に囲まれた沼端には、既に大勢の見物客やカメラマンがいて、小さな沼を眺めている。

 目の前を泳ぐ白鳥達 白鳥達は、反対側奥に横長に浮き、泳いでいる(写真上)。目算で3040羽位だろうか。餌取りに飛び立たないで日中もいてくれ感謝である。私は望遠にしてシャッターを切ったがどうだろう。鴨達も多数いて、沼を出て傍迄来て餌を強請っている様子。白鳥観察の際に良く見る風景で、宮城県伊豆沼で同様であった。白鳥達を目とカメラにしっかりと収めて、次の弁天神社へ多々良沼畔を行く。こちらは人出はなく、静かな遊歩道。前方の山は筑波山かと間違えたが、両毛線沿いにある栃木の山だろう。弁天様に、孫達のことを祈願し、ベンチでこれからのコースを検討。多々良駅へ戻るか、それとも小泉線成島駅へ出ようか迷ったが、スマホで電車時間を調べ成島駅へとする。

 再び白鳥を見る 直ぐ近くに鶉古城跡があった。林中に小さな土塁跡が遺り、戦国前期のもののようで、カメラに収めた。成島駅への分岐を探しながら沼端を進むと、遠くに白鳥達が見える。近付いて正面へ回ると、藪中に沼岸への進入路が切られていて、見学者もいる。私も岸へ出て白鳥を見物。こちらは20羽弱か。広い池をグループで悠々と泳ぎ、遊んでいる。またカメラを向けた。顔を上げると池越しの北の高峰は山容から日光の男体山のようだ。岸辺の野道にはイヌノフグリが咲き始め、こう寒くても、やはり春は来るのだろう。コースマップで、成島駅へのコースを確かめ、田舎道を右折左往して、駅を見付けた。1時間に一本の電車に、15分前駅到着を想定していたが、25分前に着き、小さな駅舎で1人電車を待った。2018/02/18 K.K.1163/1200                                           

□日時 2018/2/4 □天候 晴 □交通費 2,230円 □資料 東武鉄道「みちしるべ」平成15年、141頁 □歩行距離 16km 22,500歩
「通過時間等」自宅8:12-JR板橋駅8:45-同赤羽駅8:57-東武久喜駅9:44-同多々良駅10:40=日向橋11:00=多々良沼11:15=ガバ沼11:25/11:40=弁天神社11:55=鶉古城跡12:10=弁天神社先白鳥遊泳地岸12:45=東武小泉線成島駅13:38-同館林駅13:58-JR久喜駅14:30-同赤羽駅15:11-三田線新板橋駅15:25-自宅15:50