戸越に星薬科大植物園を訪ね、八幡宮へ

私のハイキング先情報源は、手許の資料のみならず、新聞やテレビ、ラジオも含まれる。四季の花情報は殆どマスコミに頼っていると言って良い。今回も、新聞から見付けた。東京地方版に、星薬科大植物園にアオノリュウゼツラン”30年に一度?待望の開花”(18.8.3朝日)の記事に出会い飛び付き、出掛けることにした。

 戸越から星薬科大へ 都区内地図で、星薬科大の所在地を調べると品川区内だが込み入った地で、分かりにくいようだ。都内の商店街から住宅街は縦横無尽に大小の道路が交差し、迷うことが多く、苦手なウォーキング。降りる駅を都営浅草線戸越駅とし、いつもの山勘で目指す外はない。三田駅で浅草線に乗り換えると、戸越駅は近く我が家から1時間強で着いた。
駅案内板で星薬科大を探すと、出口にも同大学の表示がある。地下から通りに出たら商店街で戸越銀座通り。賑やかな街だなと思いながら池上線戸越銀座駅脇の踏切を過ぎ、銀座通りもお終いになって、大通りとの交差点。中原街道とあり、方向から右折だろうと側道を進むと次の交差点が星薬科大前とあり、山勘も当たりキャンパス通りへ入る。正門の守衛室で登録し見学者カードを受け取り、植物園を教えて貰う。私と同じ見学者はチラホラといるようだ。

アオノリュウゼツランの花を見る 本館手前右が植物園。入園し奥へ進むと、新聞で見たアオノリュウゼツランはあった。丈が他より一段と高い、小杉風の植物がすくっと聳えている。原産はメキシコで、花は30年から50年に一度しか咲かないとある。近づき眺めると黄緑色で葉形の部分が花のよう(写真上)。確かに下部は、私も知る蘭である。先客の傍で、位置や角度を変えカメラに収めた。大学の研究用薬用植物園は、広くはないが温室もあり様々な植物が栽培されている。帰り掛けに桔梗やハイビスカスの花が目に付いた。因みに、アオノリュウゼツランは利尿剤用とあった。

 戸越銀座、同八幡宮 戸越銀座通りに戻り、歩き足りない分を歩こうと通りを行く(写真下)。往路で、再訪ではないかと気付いた。友人に当地出身の方がいて、”江戸の先で戸越という”と教えて貰ったことがあった。両側に様々な大小の店舗が並び続き、客も上下し、下町の銀座である。
戸越八幡宮の幟を見て、参拝しようと尋ねると、通りの先で遠いとの返事。戸越銀座駅の案内板には通りの右手にある。歩きながら、八幡宮も寄ったような気がして来た。銀座通り右手の坂、宮前坂を上がり左折すると、参道から本殿。軽く参拝したが、神社は何処も似たような建物であり、記憶も朧気ではっきりしない。あの時は戸越公園も巡った筈で近いならと、持参地図を見たが定かでない。戸越駅案内板にもない。諦めて、帰宅。記録から戸越銀座ウォークを探したが見付からない。しかし、今回の戸越は再訪に間違いないと思う。(2018/08/20 K.K. 1203/1300)
□日時 2018/8/9 □天候 曇り □交通費 シルバーパス □資料 昭文社「東京都市図 61武蔵小山」2004年 □歩数等 8,000歩 6km
「通過時間等」自宅9:00-浅草線三田駅9:52-同戸越駅10:10=星薬科大10:25/10:40=戸越八幡宮11:10=浅草線戸越駅11:28-三田線三田駅11:45-自宅12:30