志村小豆沢神社から浮間沼へ歩く

 板橋区地図から気軽に歩くコースを想定し、それなりのポイントを見付けようとしたが、区内の寺社や史跡等の殆どは一度訪ねているので、簡単ではない。そんな中、小豆沢神社は未訪で、三田線志村坂上駅が起点。そして新河岸川を渡って北区へ入り、浮間公園へ歩くコースにした。脱巣ごもり散策程度にはなると思う。桜草圃場は時期遅れだろうか。

 志村一里塚からスタート 三田線志村坂上駅に降り、志村一里塚へと地上に出た(写真上)。眺めたことはあるが、何年振りだろうか。現中山道両側に遺り、日本橋から三番目で、12㎞とある。約400年前設置され、中山道で現存は二塚のみという。傍の斎藤商店の区指定木造建築が目を惹き、カメラに収めた。昭和初期建替え建築の竹細工店とある。中山道を下り、総泉寺前を右折し小豆沢公園へ入る。野球場があり、芝生やネット、スタンドと近代風に改装されていた。若い頃、近所の少年野球チームを連れ2,3度来たことがある。手前に戸田橋親柱があった。躑躅咲く土手下の池では、ザリガニ釣りをしている孫と祖父がいた。
 小豆沢神社へ参拝 隣の森内が小豆沢神社だが、工事中で一旦高台を降り少し歩いて、御手洗不動前から上がると、ニリンソウが咲いている。我が近所の赤塚土手が自生地で知られているが、此処にもあり、板橋区の花らしい。鬱蒼としたスダジイ樹林に囲まれた神社に参拝(写真下)。家族の非感染を切にお願いする。高台を降りると環八通り、そして新河岸大橋で、初めての風景。北区の高校に通う孫は高島平からここを自転車で往復しているのかと思い、帰宅後聞いたらそうと言った。車に気を付けて欲しい。

 大橋を渡り北区へ 大橋は立派な鉄骨造りのもの。川幅も、上流早瀬橋付近の倍以上。左岸堤下に遊歩道があり、続いている。狭い路で自転車の父子連れと擦れ違う。隣の小公園は閉鎖中で施錠してある。
 先に歩道橋が見えだし、新河岸川を離れ右手の団地内へ入る。記憶にあるような地で、浮間舟渡駅へ近道があるのではと団地内をウロウロ。というのは、以前当地域には、旧職場の研究所や職員住宅があり、少し土地勘があった。最後は尋ねて大回りし駅方向へ向かう。
 現下水道センター前から埼京線高架先を左折し、次のポイント浮間氷川神社や桜草圃場への道筋が理解できた。右折した先が氷川神社で、また同じお願いをし、隣が圃場だが、柵越しに覗くと見事に桜草は撤去されていた。温暖化で一月遅いのだろう。花友を案内し、確か花見と一緒に桜草を観たことがあった(14.4.20)。久々に浮間池を眺め荒川土手下を歩き、舟渡氷川神社を探しまたお願い。十度の宮があり荒川の洪水で度々流されたが、祠は十度も戻ったという。歩き疲れ、近くのバス停へ歩いた。(2020/05/12 K.K. 1324/1400)

◇日時 2020/4/30 ◇天候 晴 ◇交通費 シルバーパス利用 ◇資料 板橋区広聴広報課「板橋区図」平成20年8月 ◇歩数等 13,000歩 10km 
「通過時間等」自宅8:55-三田線志村坂上駅9:15=志村一里塚9:20=小豆沢野球場9:30=小豆沢神社9:50=新河岸大橋10:15=新河岸橋10 :25 =浮間氷川神社10:50=舟渡氷川神社11:05-舟渡2丁目バス停11:10-自宅11:35