山形本場の紅花畑から天童舞鶴山を訪ねる

 友人Sさんから車で山形行きのメールがあり、飛び付いた。天童へサッカー観戦で、便乗をお願いし、OKを貰った。この時期山形では紅花が咲く頃で、ネットで調べると紅花の里高瀬でお祭り開催中と知り、グッドタイミング。それから天童の舞鶴山を歩きたい。人間将棋で有名だが、小学4年時の遠足先であった。

 山形高瀬紅花の里 高島平を5時過ぎに出発し、山形北ICを降りたのは9時頃であった。山形市郊外の高瀬地区は、私は初めての地で、カーナビは正確で高瀬地区に入り、紅花祭りの幟が見付かった。駐車場を出て、紅花畑を巡る。畑4枚程に紅花は咲いている。黄色の中に濃い橙色の紅花色が混じる(写真上、中)。私はSさんに先行し、畑端の野良道を出入りして、紅花の間を巡り歩く。
 しかし、少し物足りない。本場山形も高瀬の紅花の里としては、栽培の花が少ないのではなかろうか。アングルを探してはシャッターを切った。周囲一面咲き誇る紅花風景は、期待しすぎだろうか。祭りが始まり、紅花娘より紅花の束を貰った。後に、奥に高沢会場もあると知り、そちらが広い紅花畑らしい。

 天童舞鶴山 車は便利で、未だ雪を被る月山を確かめながら。高瀬から天童、東根を通り、村山富並の蕎麦屋で昼食を取る。店主の同級生は、元気に接客してくれた。病気上がりと聞いて心配していた。
 天童道の駅に下ろして貰い、舞鶴山へ向け歩き出す。舞鶴山は天童市内にある弧峰の里山で、公園である。東山裾の愛宕池へ上がり半周。近くに当地出身佐藤千夜子の顕彰碑があった。わが国最初のレコード歌手で有名。
 坂を上がり、ジグザク階段から峰へ出た。舞鶴山は約70年振りか。東根から遠足で来て、将棋駒作りを見た後、天童温泉千人風呂に入ったと思う。往復約20㎞徒歩であった。

 山頂の神社は時間なく諦め下る。今春は当地で人間将棋があり藤井聡太五冠が指したと知ったが、私は建勲神社へ向かう。芭蕉句碑があり、西山裾の翁塚は訪ねたが未訪であった。神社に参拝。信長が祭神で、幕末の天童織田藩主が祀ったという。句碑“原中や物にもつかづ鳴く雲雀”(写真下)が隣にあった。旧13号羽州街道へ出て、天童駅へ歩いた。途中は芭蕉達が歩いた奥の細道で、“行く末は誰肌にふれむ紅の花”の句碑や曾良日記を刻んだ碑もあった。
 天童駅の次の乱川駅に近い同級生で読者のAさん宅に寄る。美容の仕事の合間に缶ビールを冷やし待っていてくれた。郷土料理でビールを戴きながら、友人達の消息等を交換した。21時過ぎ天童南駅で、Sさんに拾って貰い帰途に就いた。Sさん、同級生の皆さんお世話様でした。感謝です。(2022/7/30 K.K. 1464/1500)

◇日時 2022/07/10 ◇天候 晴れ ◇交通費 JR分340円 ◇資料 「第37回紅花まつり」 ◇歩行距離等 16,000歩 12㎞ 「通過時間等」自宅高島平5:10-高瀬紅花の里9:40/10:10-富並そばの陣11:25/12:30-天童道の駅13:30=佐藤千夜子彰碑14:00=舞鶴山14:20=建勲神社14:40=JR天童駅15:09-Sさん宅15:25/18:30-JR南天童21:30-自宅01:30