少し早かった群馬片品の水芭蕉、座禅草

連休中にSさんと車で出掛ける先を相談した。水芭蕉探勝とし行き先はネットで検索。水芭蕉の花の時期は様々であり、初夏の花というのは尾瀬だけで、近くの秩父や栃木の栽培水芭蕉は4月に咲き終え、長野の奥に自生するが遠すぎる。群馬の片品で行き先が決まった。私は同じ時期尾瀬の入口大清水や片品の水芭蕉の森を訪ねたことがある(99.5.6)。

6,7分咲の水芭蕉 大型連休後半の中日とし、高速の渋滞を少しでも避けようと早立ちした。途中僅かな渋滞を繰り返したが、沼田インターを出て、沼田街道を走った。尾瀬鳩待峠口へのルートでもありバスで数回通った。最近では日光白根山登山の際は同僚の車で、途中の鎌田まで通り(14.9.28)、車窓からの風景も見覚えがある。奥に入ると片品の中心は染井吉野が満開で、1ヶ月遅れ。Sさんが”水芭蕉の森”と言いながらハンドルを切り、山側へ入った。駐車場から少し距離があって坂を上がると、地元の案内や売店のテントがあり、その先が湿原であった。

水芭蕉の白い花が咲いている。咲き始めで6,7程度だろうか。約20年前の時は終期で大きく開いた花、葉だったと思う。ほぼ同じ時期だが、今年は雪が多かったのであろうか。シャッターを切りながら木道を巡る。花の色や大きさ、形は外にはなく、水芭蕉特有のもので、惹かれる。Sさんもデジカメを出しアングルを探しているようだ。観賞者が来園し始め、木道を往来している。開花が進んでいる沢中の水芭蕉を選んでカメラに収めた(写真上)。テントで休憩し、次の大清水へ向かった。

冬が明けただけの大清水 街道を奥へ進むに従い周囲の樹木は未だ芽吹きもなく冬が明けた程度の状態。大清水に着き車窓から見えた湿原には花はおろか草木もなく未だ泥地の儘のよう。駐車場付近には雪が残っているが、売店の方は座禅草は咲いているという。少し期待し湿原へ入るが水芭蕉の芽も茎も出ていない。座禅草は、と探したが見当たらない。少し進んだ先で、Sさんが見付け、教えてくれた。暗紅色の花は申し訳程度に顔を出していた(写真中)。花の色も独特だが形もそうで、達磨大師の座禅の姿からのネーミングだったと思う。広い湿原だが数本の座禅草だけで、時期的には未だ早くこれからで、残念。いつも思うことだが、花の時期、特に見頃に合わせるのは難しく、水芭蕉や座禅草のような自然の花は尚更だ。

 名瀑吹割の滝を見学 沼田方向へ戻り、途中の吹割の滝を見学。連休で人出の中、鱒飛びの滝、吹割の滝を巡る。水量もあり、崖の岩場をバックに激しく落ちる滝を眺め(写真下)、渓谷遊歩道を一回りし、昼食にした。市内では沼田城跡に寄って貰い、また沼田インターから関越高速で東京へ。復路は込み合い断続的に小渋滞したが、Sさんの想定通り普段よりは1時間遅れ程度で、帰宅できた。Sさんにまたお世話になり、大変有り難うございました。(2017/05/23 K.K. 1109/1200)

◇日時 2017/5/5  ◇天候 晴 ◇資料 片品村観光協会「片品村マップ」 ◇歩行距離 8km 12,000歩

「通過時間等」自宅6:00-片品水芭蕉の森8:40/9:35-大清水9:55/10:30-吹割りの滝(昼食)11:05/11:50-沼田城跡12:30/13:00-自宅16:30