富士山麓を走る御殿場線を乗り切る

 先日、青春18切符を求めた。1ヶ月以内に5回利用可能で、最初に内房線の木更津往復に使用した。次は何処で使用するかと考えていたら、箱根開催忘年会の帰りに、御殿場線を思い付いた。この切符の乗車範囲は、JR東日本だけでなく全JRで、御殿場線はJR東海エリアだ。箱根からは御殿場駅へもあるが、小田原駅へ出ることにした。

 御殿場線沼津駅へ JR小田原駅から熱海行きに乗車。熱海駅で、島田行きが待っていて直ぐ乗り換えた。長い丹那トンネルを抜けると三島駅で、隣が沼津駅であった。久しぶりで、両駅が隣り合っていると気付いた。御殿場線時刻を確かめ、駅周辺をウロウロ。沼津アルプスを歩いて以来(09.5.16)だが、見覚えがない風景ばかり。当地では海産物が名産だろうと、土産と自らの晩酌用の買い物をする。前回入った駅前市場は見当たらなかった。仮設だったかもしれない。駅中店で弁当を求め、御殿場線ホームへ(写真上)。

 富士山は? 電車へ乗る前、富士を確かめると見当たらない。直ぐ前の筈なのにどうしたのだろうと訝りながら車内へ。定刻に沼津駅を発車し、二つ目の駅付近からだろうか、左前方雲の上に富士の頭が姿を現し始めた(写真下)。これから富士山麓で、先程は方向が違っていたと気付き、カメラを出しアングルを探したが、ビルが邪魔し難しい。それでも、強引に2,3度シャッターを切った。出来上がりは運任せである。御殿場線もこの辺りは2度目だが、覚えがない駅名ばかりが過ぎる。

 御殿場駅を越すと山中へ入り、もう富士の姿はない。足柄駅は足柄峠(14.12.30)への下車駅であった。谷峨駅、山北駅は私のハイキングの乗降駅で、最近では河村城跡(16.9.18)や大野山 (16.11.20)を歩いた時である。見覚えのある酒匂川風景があった。山北駅は、丹那トンネルが完成し東海道が直通する迄は、山上り用機関車を増強した機関区のある駅で、鉄道の町であったという。戦前のことで、現在も、その頃の蒸気機関車が展示してある。

 松田駅から国府津駅へ 東山北駅で、高校生が大勢乗り込み混雑したが次の松田駅から順次降りて行った。上りの御殿場線も終盤に掛かり、左に曾我丘陵が見え出した。この辺りは梅林が有名で、丘陵から下りて観梅しこともある。終点国府津駅に近付き、駅前にガラスのウサギ像があるのではと閃いた。箱根駅伝4区を歩いた時(12.12.24)、駅前で小憩し眺めたことがあった。国府津駅に着き改札を出て、違うと気付いた。多分、隣の二宮駅のことだと思う。
 東京駅へと時刻を調べると、現在は宇都宮、高崎ラインもあり約10分間隔。高崎行き快速に乗り、新橋駅に降り三田線内幸町駅へ歩いた。 (2019/01/07 K.K. 1230/1300)

□日時 2018/12/17 □天候 曇り後晴 □交通費 青春18切符2 

「通過時間等」宿泊先8:25-JR小田原駅9:49-同熱海駅10:33-同沼津駅11:10/11:48-同国府津駅13:25/13:42-同新橋駅14:40-三田線内幸町駅14:51-自宅15:30