宇都宮ライトレールを往復し初乗りする

 8月26日、宇都宮市にLigh trail transitが開業したと知った。路面電車の一種で、専用路線が主であるようだ。新たな路線の開業はうれしいニュースである。JR関係では、廃線や棄線が続き、その噂も飛び交う路線もある。乗り鉄ファンにとっては残念で、宇都宮の新路線は歓迎であり、少し時間が経ち落ち着いた頃乗ってみようと考えていた。

 宇都宮駅東口路面電車ホームへ まだ混んでいるかなと思いながらも、宇都宮へ出掛けた。しかし近くはなく、赤羽から宇都宮線(東北本線)で、浦和、大宮、小山各駅を経て、約1時間30分強であった。それでも一昔前は2時間以上を要したと思う。
 宇都宮駅東口に向かい路面電車ホームへ階段を降りると小さなホームは乗客で溢れていた(写真上、中)。

 宇都宮ライトレール 宇都宮市Ligh trail transitは、宇都宮市とその東側の芳賀町工業団地とを結ぶ14.6kmの路線で、19の停留所があり、駅とは呼んでいない。6分乃至10分間隔の運転で、所要時間44分とある。宇都宮市と出資した企業が運営者で、現に宇都宮市西側にも路線延長の計画が進んでいると知り、流石宇都宮は北関東一の人口50万の大都市である。

 新路線に乗り往復 小さな三両の黄色の車両は、満員の客を乗せ、宇都宮駅東口停留所をスタート。既に遅れてのダイヤと放送があった。鬼怒通りという大通りの商店街を、信号待ちをしながら走る。停留所の間隔は短く、また停まるのといった感じ。乗る客も多く家族連れで、未だ珍しい路線なのだ。
 宇都宮大キャンパス停留所を過ぎた先から道路を出て、専用路線となる。振動や走行音はなくスムーズに走った。鬼怒川鉄橋を渡り(写真下)郊外へと出た。飛山城跡停留所があり、飛山城跡は訪ねたことがあって(08.11.3)、城跡は車窓から確かめたが上流右側の森の中であったろうか。
 少し走って学校や公園、グランドが見えると、工業団地らしくなった。NECの工場があった。終点芳賀・高根沢工業団地停留所に着いた。50分以上経ち、現金払いの客に運転手が対応しているため、発車時間が遅れているように見えた。またほぼ同じ乗客を乗せ、折り返した。50分程を要して宇都宮駅東口に着いた。やはりホームは多くの乗車が待ち、混んでいた。

 餃子の街宇都宮 JR宇都宮駅で、ご当地餃子と飲み物を求め、宇都宮線に乗車。遅い昼食で、ミニ呑み鉄とした。小山駅付近で、車窓から筑波山を探したが見えなかった。後日、故郷の読者から宇都宮餃子は名産だねと連絡があった。(2023/10/4 K.K.1526)

◇日時 2023/09/10 ◇天候 晴 ◇交通費 青春18切符+800円 ◇資料 宇都宮ライトレール(株)「LRT STARTBOOK/Lite」 ◇歩行距離等 5,000歩 4㎞
通過時間等」 自宅8:50-JR板橋駅9:29-同赤羽駅9:41-宇都宮駅東口停留所11:22-芳賀・高根沢工業団地停留所12:15/12:20-宇都宮駅東口停留所13:15=JR宇都宮駅13:46-同浮間舟渡駅15:45-自宅16:10