堀切菖蒲園、小岩菖蒲園で花を楽しむ

 初夏は花の季節。躑躅は終わったが、菖蒲の花期が到来。私の里歩きの好機でもある。菖蒲と言えば、葛飾の堀切菖蒲園で、一度鑑賞したことがあるが、もう16年も前。そして、京成の同一沿線先に小岩菖蒲園もあると知った。ゴーである。

 満開、見頃の堀切菖蒲園 京成本線へは日暮里駅から乗車した。前回は乗換があったと思ったが、そのまま堀切菖蒲園駅に着く。駅からは少し距離があり、商店街から緑道を歩くと、もう当地では紫陽花が咲いている。狭い道で行き交いがあり、菖蒲見物客か。見覚えのある堀切菖蒲園入口へ着き、入園。
 目の前には、菖蒲の花々が咲き、ジャスト見頃。満開の直前だろうか。紫と白色の花を中心に、園一帯に咲き広がり、見事である(写真上)。圃場池の周りでは、多くの人々が鑑賞している。私も、咲き揃う花を捉えシャッター切りながら巡る。
 堀切菖蒲園はそう広くはないが、旧大農家の庭園一杯に菖蒲が栽培してある。江戸時代に農家が初めた園で数軒あったが、戦後まで続いたのは当園だけとなり、現在は葛飾区立という。おおよそ一周し紫の花達に充たされ、水辺公園へ向かった。荒川堤防を越したが、小さな菖蒲園。前回の記憶とは違っていた。また、堤防から商店街を通り、駅へ戻った。前回は確か花友と同行で、二人とも菖蒲の花を楽しんだと思う。
 小岩菖蒲園は先の江戸川河川敷内である。園の名前から京成小岩駅で降りてしまったが違っていた。改めて一駅先の江戸川駅に下車。

 青空の下の小岩菖蒲園 江戸川堤を階段で越して、菖蒲園。こちらは広い園で、堀切の数倍はあろう。青空の下菖蒲の花もゆったりと栽培されている。密でない分、花達のアピールが少ないようで、紫や黄色の花々も小さく見えるのはそのせいだろう。二羽の鴨が菖蒲の根元で餌を探している。人出もあるが散らばっている。時々列車音が響き、隣が江戸川鉄橋。花の背景に電車を入れて(写真下)、レンズを向けたがどうだろう。自信はない。端の池には蓮の花も咲いていた。川向うは千葉の市川、国府台の史跡があり、当園から橋を渡って訪ねたこともある。また堤を越して駅へ戻り、京成上野駅行電車を待った。(2021/6/27K.K.1398/1400)         

◇日時 2021/06/05 ◇天候 曇り ◇交通費 880円 ◇歩行距離等 8km 12,000歩 ◇資料 葛飾区公園課「堀切菖蒲園」「通過時間等」自宅8:30-JR巣鴨駅9:10-京成日暮里駅9:20-同堀切菖蒲園駅9:35=堀切菖蒲園9:45/10:00=水辺公園10:15=京成堀切菖蒲園駅10:31-同江戸川駅11:00=小岩菖蒲園11:05/11:15=京成江戸川駅11:22-JR日暮里駅11:55(昼食)・・・三田線巣鴨駅13:22-自宅13:50