埼玉行田に古代蓮の里を訪ねる

 最近は脱巣ごもりハイクと称して、板橋区周辺を歩くのが精一杯で、遠出は、Sさんに連れて行って貰った先々月の山形行きだけである。またSさんに、行田の古代蓮観賞に誘われた。二つ返事でオーケーしたが、蓮の花期が気になり、ネットで調べると8月上旬迄とあり、最後の花に期待した。本日から8月である。一度訪ねたことがあり、再訪となる(10.8.8)。

 車で埼玉行田へ 高島平を8時に出た。Sさんに所要時間を問うたら、行田は高速道路は使えず、1時間30分という。大宮から中山道を走り、上尾、北本、鴻巣を過ぎ見覚えのある風景もある。そして、右折すると田園地帯になり、前方に塔が見え始め、古代蓮の里に着いた。予定通りの時間。
 土曜日の早い時間だが、人出はある。入園料はなく、早速園内へ。再訪だが、約10年も前のことで、記憶は朧気。当園は広く、先月訪ねた足立堀之内公園蓮園の20倍はあろうか。
 古代蓮の里を巡る 正面左手の蓮池を巡る。蓮の葉は池一杯に生い広がっているが、花はポツリ、ポツリ(写真上)。盛期は過ぎたのだろう。我々は、白やピンクの花を拾いながら、ゆっくりと池端や木道を巡る。ピンクの花は古代蓮(行田蓮)で、1400年以前からの花で、土木工事中に掘り起こされ、咲いたという。昭和46年のこととある。花は少なく、カメラに収めるのに苦労する。隣の水生植物園へ行く途中の道端で、蛇を発見。山歩きでは出会うことは希にあるが、久し振りで、Sさんにも教えた。小さな蛇は頭を振り振り、草むらへ入り込んだ。

 オニバス池から隣の水鳥の池へ。カメラを据えた高齢者が待機中。こちらの池にはピンクの蓮がやはりポツリ、ポツリだが、さっきの池よりは多い(写真下)。望遠にしてシャッターを切った。貰ったパンフによれば、42種の花蓮があるとあるが、私には、ピンクの濃い行田蓮だけが目立って見える。花期が違い多くはもう散ったのであろうか。
 休憩し歌碑を眺める 入口へ戻り、売店でソフトクリームを求め、休憩。行田は関東平野の真ん中のようで、周囲には山は見えない。埼玉在のSさんは、西方には秩父の山々が連なり見える筈で、本日は雲の奥と教えてくれた。
 入口左手に、“蓮の故郷”の歌碑があった。当園を観賞したダークダックスのゲタさんの依頼で、小林亜星が作詞、作曲したとある。先程園内に流れていた楽曲が、ダークダックスが唱うそれであったのだ。
 帰途に右手に見えた古墳が、埼玉県名へと繋がったさきたま古墳群。稲荷山古墳が有名で、私は、JR北鴻巣駅から歩いたこと(04.9.4)を思い出した。12時30分に帰宅した。車は速い。Sさんまたまた有り難うございました。感謝です。(2020/08/22 K.K. 1342/1400

◇日時 2020/8/1 ◇天候 晴 ◇資料 「古代蓮の里」◇歩数等 5,000歩 4km 
「通過時間等」自宅8:00-行田古代蓮の里9:25/10:15-自宅12:25