北赤羽から志村坂下を歩く

 先月志村小豆沢神社を訪ねたが、初めてではなかった。記録作成の際、過去の記録から見付かり、99年11月23日に歩いている。本殿や境内も見覚えもなく初訪と思って帰宅し、記録作成を準備していたのだが。20年も前のことで、加齢を認めざるを得ない。周辺略図もあり、その時訪ねた神社隣の龍福寺や北赤羽の諏訪神社を確かめたく、また歩くことにした。

 荒川堤を北赤羽へ下る 今回は、北区荒川土手から北赤羽を経て諏訪神社を訪ね、その後志村方向へ歩くことにし、バスを浮間舟渡駅手前に降り、浮間池岸から荒川土手を目指す。桜並木の下で、数年前Sさんと夜桜や団子を楽しんだ。荒川堤右岸を下る。堤下には、河川敷ゴルフ場が続き、本日もプレー者が見受けられる。JR北赤羽駅迄の歩く時間が不明だが、右手の高架は埼京線でその先の建物は駅舎らしい。歩きながら、戸田橋から左岸を川口へ下るのも、脱巣ごもりハイクコースにはどうかと思い付いた。
 下り続けると広場と防災管理棟があり数組の親子連れが遊んでいる。直ぐ先が新河岸川で、右折し堤を下り駅へ歩く。持参マップにある浮間橋の碑を探しながら進むも見付からない。ネットで調べると、明治から昭和初期の荒川直線化工事で取り残され、渡船地区になった浮間の住民達が費用を供出し造った橋の記念碑とある。

 諏訪神社を探す 現浮間橋を渡り、埼京線高架下の環八通り交差点を右折し諏訪神社へ。ウロウロし袋町公園へ至って現在地が分かり、戻って探し当て参拝。再訪だが記憶にある風景とは違う(写真上)。裏の懐杉の切り株を眺めても同じで、信濃諏訪大社から勧請した和尚が、苗を懐に入れ持って来た杉との伝説は思い出した。直ぐ前の庚申塔へ立ち寄り、宮の坂を下って環八通りを渡り、新河岸川へ出て、遊歩道を行く。水神宮は病院の敷地内との記憶であったが、隣で社の向きも違っていた。
 龍福寺、板碑 遊歩道へ戻り、川沿いを歩き続ける。正面に新河岸大橋が次第に大きくなり、小豆沢河岸公園。現在は水上バス乗り場とあり、隅田川と水上バスが往来しているのであろう。小憩後、環八通りを横断し、小豆沢土手を上がる。
 今回は小豆沢神社の隣、龍福寺がポイントで、そちらへ回る。想定の地に寺院はあったが、こちらも見覚えがない。手を合わせ、境内にある板碑(写真下)を見ても、蘇らない。カメラに収めた。直ぐ小豆沢神社で深緑のスダジイに囲まれている。今回は表参道からも目を凝らしてみたが、1ヶ月前と同じで、風景は重ならず20年の歳月は遠い。
 土手を下り、御手洗不動の小池には波が立ち三匹の鯉が泳いでいる。土手下を歩き、最後のポイント薬師の峰庭園を目指す。中山道の手前で着いたら、門が閉ざされ今回の騒動で閉園中、残念。三田線志村三丁目駅迄は少し距離があった。(2020/06/14 K.K. 1329/1400)

◇日時 2020/5/29 ◇天候 晴 ◇資料 JR東日本池袋地区「散歩マップ 北赤羽」◇歩数等 15,000歩 11km 
「通過時間等」自宅8:30-舟渡一丁目バス停9:05=荒川土手9:15=堤上遊園地9:35=浮間橋9:50=諏訪神社10:10=水神社10:25=小豆沢河岸公園10:40=龍福寺10:55=薬師の峰庭園口11:10=三田線志村三丁目駅11:26-自宅11:50