昨年だった思うが都内足立区に古代蓮が咲くと知り、開花時期を待っていた。その時を迎え、訪ねる機会を窺っていたが、見頃にぴったり合わせるのは困難である。7月も半ばになり、公園へ電話で問い合わせたら、盛りは過ぎ1/3ほど残っていると教えてくれた。やっぱりと思いつつ、出掛けた。
足立堀之内公園へ 地図で調べると荒川沿いで、鹿浜橋と江北橋の間にあり、交通アクセスは良くない。赤羽駅へ出て、バスで鹿浜橋袂に降り、歩くことにした。バスは途中から環七を走り鹿浜橋を渡って、私は次のバス停に降りた。広い環七を歩道橋で渡り、右手に荒川土手と高速道路を見ながら下る。バス停付近は見た風景であったが、それからは未知の地で、地図と山勘が頼り。公園は少し住宅街へ入った地で、そろそろかなと大きな工場側へ踏み込んだが、山勘がまた外れ一足早く、工場裏から出た大通りの先にそれらしい風景が見え、目指す堀之内公園であった。
蓮の花を巡る 小さな公園だが、その半分程がハス園。花は咲いているも、少ない。蓮の葉は大きく、背も高いから、花は目立ちにくい(写真上)。でも、ピンクや薄ピンクの花は大きめで、美しい(写真下)。カメラを手に持ちながら、ハスの間を巡る。花弁が枯れ落ちた跡も多い。残念である。大分前に千葉で満開の大賀蓮を眺めて(08.7.28)以来、そちこちに、蓮の花を追っているが、満足したことはない。昨年の埼玉白岡でも、ポツリポツリであった(19.7.23)。最後に大回りし、来年も来ようと園を離れた。
荒川土手、鹿浜橋 荒川左岸土手へ上がり、鹿浜橋へ向ける。広い河川敷の中央を流れる荒川を眺めながらはハイキングらしくなった。桜木の間を通ると、サクラを詠んだ俳句の掲示があり、芭蕉の“花の雲 鐘は上野か 浅草か”等も紹介してある。もう少し上流が都市農業公園で、花見に来たことがあった。足立区は五種類の桜を育てているようだ。花友と一緒だった思うが、こんな時期でご無沙汰である。蓮の花の写真、選んで送ろうと思う。
鹿浜橋に着き、長い橋を渡る。孫の1人が当地の高校に入学し校舎はこの近くにあり、やはりハイキングの序でに立ち寄ったことがあった(18.4.2)。彼も3年になり、現在変則的な通学ながらも元気に登下校しているようだ。橋を渡り終えた先に新田一丁目バス停があり、赤羽駅行きに乗車。環七は大混雑でバスはノロノロ。孫は自転車通学に切り替えて久しいが、これではと彼の気持ちが理解できた。赤羽駅で乗り換え、最後は三田線志村坂上駅から帰宅した。
地球温暖化で、花期が早まっているのは確かなようだ。四季の花は来年まで1年待たなければならないが、早め早めに訪ね、観賞したい。(2020/08/07 K.K. 1339/1400)
◇日時 2020/7/13 ◇天候 曇り ◇交通費 シルバーパス利用 ◇資料 昭文社「東京都市図17西新井」2004年4月 ◇歩数等 11,000歩 8km 「通過時間等」自宅12:30-志村坂上バス停12:54-赤羽駅東口13:20-鹿浜橋バス停13:35=堀之内公園14:00=荒川土手14:20=鹿浜橋14:45=新田一丁目バス停15:00-赤羽駅西口15:35-三田線志村坂上駅16:00-自宅16:15 |