待ちに待った道志渓谷を歩く

道志川の渓谷美は以前から聞いていた。ハイキングを始め道志渓谷を歩きたいと数度調べたがその度諦めた。アクセスが悪く、神奈川橋本からは途中で乗り換え渓谷手前迄バスはある。山梨都留からも同様で、いずれも朝夕だけの便で、日中はない。友人の読者Sさんの車に期待し、お願いした。台風で一週間延びたが実現した。

 深い道志渓谷 高島平を出た車は都心から中央高速に入って相模湖ICに降り、一般道を一旦神奈川方向へ戻り半原で右折し、丹沢麓の山中へ。途中伏馬田を通るはずとチェックしていたが分からないまま月夜野に至り、橋本からのバス終点で近いと感じる。

道志村野原で車を止めて貰い、野原橋から舗道・道志みちをスタート。約一時間半後再会の予定だが、携帯は通じるようだ。左手が道志渓谷で、直ぐ吊り橋入口があり(写真上)、橋上から渓谷を覗くと谷は深く約20mはあろうか。道志みちへ戻り久保地区。ここにも吊り橋がある。渓流を見ながら歩けると期待していたが、この辺りは深い渓谷は木々に覆われ、道志みちからは見えない。車の往来が激しく、注意しながら左端を歩く。富士五湖方面への抜け道かもしれない。当地は長閑な山村かなと思っていたが、意外に道路沿いには商店や旅館もあり、キャンプや川遊び、釣り客用のようだ。

 水源の森口まで歩く 笹久保を過ぎ、大室指で渓谷に架かる大室橋を渡ると、谷も大分浅くなった。坂道で栗を拾い、末孫のお土産にしよう。直ぐ、七滝入口。Sさんとの待ち合わせ場所だが、未だ1時間経過しただけで速い。後に、橋の袂から旧道経由しなかったからと気付く。携帯メールで水源の森口まで歩くと伝えた。程なく水源の森口に着き、Sさんも追い付いて来た。2人で、橋から眺めた渓流は道路の直ぐ下で、激しく流れている(写真中)。 直ぐ先に村役場があり、中心地。私のハイキングは終わり、道志の湯へ。汗を流した後道の駅へ回って貰ったが、混雑し駐車場へ数珠繋ぎ中。2人は暗黙的に合意し、寄らずに直進し山伏峠を越し山中湖へ。見えるはずの富士は雲の中。

 キバナコスモス畑へ 私は、近くにある花の都公園へお願いする。Sさんカーナビで確かめ、回ってくれた。先日キバナコスモス満開の情報を得ていた。道路両側に濃い黄色の花が咲いている。期待しながら、駐車場から花畑へ。満開のキバナコスモスは花畑を埋め尽くし(写真下)、シャッターを切りながら、畑の端を巡る。Sさんも、初めて観る花のようで感心している様子。私は先週昭和記念公園では出会えなかったが、本日は一面に咲き揃うキバナコスモスへの再会に満足し、Sさんに感謝である。秋桜畑を一回りし、公園の中にあるレストランで昼食。2人ともご当地食ほうとうにした。

高速を走る車は速く、富士吉田、大月経由し約2時間で高島平であった。Sさん今回も、大変お世話様でした。 (2017/10/15 K.K. 1139/1200)

◇日時 2017/9/24  ◇天候 晴 ◇資料 旅行読売出版社「滝 湖畔 渓谷を歩く 道志渓谷」2000年90頁 ◇歩行距離 10km 13,000歩
「通過時間等」自宅7:30-野原橋9:00=同吊り橋9:05=久保吊り橋9:15=大室橋9:40=七滝口10:05=水源の森口10:30-道志温泉10:50/11:20-花の都公園(昼食)12:05/13:15-自宅15:20