強風で阿蘇登山は断念 10時30分阿蘇山中岳火口下に着いた。しかし、風が強く歩くのがやっとで、口には砂が飛び込むほど。高山の山頂付近はこれがあるから怖い。本日は、阿蘇中岳(1506m)往復を予定していたが残念。大勢の観光客に混じり、火口を眺め、続く旧火口群を巡るのが精一杯。それでも、荒涼とした最高峰を眺め、30分程火口群から砂千里巡りを楽しんだ。中岳火口は水蒸気を上げて、活火山を証明していた。当地は二度目だが25年前の時も小雨で足早に火口を覗いた思い出がある。今朝ホテルから外を眺め同行者が風が強いと漏らしたが当たっていた。
広大な阿蘇山麓を巡る 9時宿泊先を出発。阿蘇山を水源とする湧水池を二箇所見学。軟硬と水質が違うとの説明に、名水を口に含んだが分からずじまい。一心行の大桜と名付けられた桜も案内されたがこの時期桜は樹木だけ。戦国時代当地豪族の悲劇に纏わる古木という。南山麓ハイウェイから牧場へ。カルデラ内だが阿蘇山麓は広大で、その中のほんの一画に過ぎないが牧場は広く、牛がのんびりと草をはんでいる。道端には白い花が咲き、蓼の花と同行者に知ったかぶりをしたが、後にウドの花と気付いたが遅かった。
躑躅ミヤマキリシマに歓声 前方に聳える山は烏帽子岳(1337m)という。近付くと山肌に、躑躅の紫色が緑の中に浮き出ているのが見える。ホテルで今月のカレンダーの写真を見て、是非見たいと思っていた。写真のような風景が窺え、紫色を帯びた躑躅はミヤマキリシマと知る。阿蘇の躑躅は凄かった。横道へ入った地で下車。周囲は一面躑躅が群生し皆揃って咲いている。タイミングも良く満開。歓声を上げながら見入り、シャッターを押し合い、私は烏帽子岳をバックにデジカメに収め、友人にもと携帯も取り出し写した。穴場のようで観光客は見当たらず我々だけの独占状態。躑躅の咲く丘は阿蘇山ロープウェイ西駅下まで続いていた。
草千里から国造神社へ 阿蘇火口へ上がったが、登山は諦めて、草千里へと移動。やはり風が強く、展望台から眺めるだけ。草原の向の山は先程の烏帽子岳。また山麓道路を下る。左手の小山は米塚。小さな頂は凹み噴火の跡という。右手に見えたのが仙酔峡。こちらにもロープウェイがあったが現在は閉鎖中と聞いた。麓の街にある阿蘇山神社は人出で混み合い、その先の国造神社へ。参拝者が見当たらない中、樹齢約2000年という杉の切り株を見る。平成になってから台風で倒れたという。屋久島の縄文杉に匹敵すると思うがそんな情報は知らなかった。少し疑いながら、輪切りされた大木を一周して見回した。豊肥本線阿蘇駅で、我々のツアーは解散。駅前の道の駅で土産品を眺め、昼食を取り、電車で熊本空港へと向かった。
今回は念願の阿蘇山登山は出来なかったが、山麓観光をたっぷりと楽しむことが出来、自由度の高いツアーを手配してくれた同行者等に感謝である。(13/5/26 130)
追 記 阿蘇登山は成らなかった。火口を覗いたのは二度目であった。広い阿蘇山麓を車で巡り、ミヤマキリシマというツツジが満開で、記憶に残っている。最初の時は、豊肥本線で豊後竹田へ行き、岡城址に寄った(93.12.5)と思う。

