都内江東小名木川から砂町銀座へ歩く

 本日18時過ぎ大手町開催の会合の誘いがあり、その前に都内近郊を歩くことにした。手許に、“我が町再発見 東京北砂編”(2.2,2.9讀賣夕刊)があり、丁度良い。北砂は、親戚のお宅があった地で僅かに土地勘が残り懐かしい。現在では都営新宿線が走り、アクセスも良い。夕方会合参加を想定し、午後家を出た。

 猿江神社、小名木川 神保町駅で都営新宿線に乗り換え、住吉町駅に降りた。今回前半は小名木川の河畔を歩く。江戸時代開削された隅田川と中川を繋いだ運河という。駅構内の案内図で小名木川を探し、その手前の猿江神社を目指す。初めての地だがわかり易い町割りのようで、境内へ行き着き、本殿前で手を合わせ、孫の合格を報告し御礼を申し上げた。案内に寄れば、奥州遠征の際、源頼義、義家家臣で武将の1人が当地で力尽きてしまい、その武将猿藤太を祀る社という。
 境内を出て、通りを一本越すと小名木川。堤内の遊歩道を歩く。運河と言いながら川幅は広い(写真上)。堤内から出て、クローバー橋を渡る。ここで、同じく運河横十間川とクロスしている。橋を降りまた反対側の小名木川遊歩道へ入る。

 石田波郷句碑に出会う 北砂緑道公園が川沿いに続き、JR貨物線高架下を抜けると、大きな石碑があった。戦後当地に住んだ俳人石田波郷の“小名木川駅 春の上げ潮 曇るなり”の句碑で、貨物駅があったらしい。私は波郷の名を知るだけ。明治通りに架かる進開橋で右折し、明治通りから砂町銀座へ。左手に銀座商店街を探すが大分先であった。

 下町銀座砂町商店街 狭い通りの両側に小さな商店180店舗が軒を連ね、食品店が多い。いかにも下町銀座だが記憶にはない。前掲夕刊に紹介された忍者パスタ店を見て行き、途中の店頭先に並ぶ赤カブ漬けが目に付いた。故郷温海の名産で今年は味わっていない。思わず求めてしまった。肴にも良い。670m続く銀座も出口で(写真中)、丸八通りであった。北上し小名木川を渡り、新宿線西大島駅へ歩く。途中大島稲荷神社が在り、寄って芭蕉句碑を眺めた。

 ミモザ、桜満開の蔵前神社 今回は、もう一つ新情報があり、蔵前神社に咲くミモザと早咲き桜が見ごろと知り、森下駅で都営大江戸線へ乗り換え、蔵前駅に下車。駅前右先に神社を見付け、参拝後花を見上げる。ミモザは黄色な小さな多数の花が木を包んでいる。オーストラリア原産のアカシアの一種と知る。隣は濃いピンクの桜、河津桜は満開状態(写真下)。私と同様、新聞情報からか花見客で混んでいる。カメラに収め、浅草線蔵前駅へ向かった。(2023/3/27 K.K. 1501)

◇日時 2023/3/8 ◇天候 晴れ ◇資料 昭文社「東京都市図41亀戸」 ◇交通費 シルバーパス ◇歩行距離等 14,000歩 11㎞
「通過時間等」 自宅14:25-新宿線神保町駅15:05-同住吉町駅15:20=猿江神社15:30=小名木川クローバー橋15:45=石田波郷句碑15:55=進開橋16:00=砂町銀座宮16:20=大島稲荷神社16:35=新宿線西大島駅17:02-大江戸線森下駅17:10-同蔵前駅17:15=蔵前神社17:25=浅草線蔵前駅17:35-大手町18:20・・・自宅21:05